高木は愉快そう。 ページ34
中「おい、ビン。アレは、どう言うことだ。」
先程まで、黙っていた中原が口を開く。
「あれ?あぁ、ディップフラワーもどきの事?あれは僕からの就職祝いって事かな。」
中「そうじゃねぇ。あれがお前がヨコハマに居る内に太宰に渡したってことは、その時点で『羊』がどうなるか知っていて放置していたのかよ。」
「あぁ、その事?正直言って、皆んな痛い目見た方が良いかなぁって思って。」
中「それがミレイが大事にした集まりがなくなってもか?」
「あぁ、そうだ。ミレイのお墓参りも行かないと行けないんだった。」
中「おい、墓参りって、どう言うことだ。、」
「あれ、調べてないの?特務課の資料にある筈だけど?」
中「どうして特務課が出てくるんだ。」
「あぁ、ちょうどいいから過去の話でもしようか。中也。」
「何処から話そうかなぁ。まずミレイと僕は、中也の…今は「汚濁」って言うんだっけ?その存在を知っていながら羊に入れたって事からかな?」
中原が顔を青ざめさせる。
「あぁ、そのもっと前。僕がミレイが研究所であった所かな?」
研究所。その一言で中原の顔色は、青から真っ白へと変わった。
森「高木君。いや、ビン君。ポール・ヴォルエレヌと言う人物を知っているかい?」
「あ、やっぱり生きていたんだ。」
森「どうやら彼も呼んだ方が良さそうだね。」
「別に呼ばなくて良いんだけどなぁ。」
森が何か携帯電話か何かで誰かに連絡を取って居る。
「あ、Aの方で名前出した方が分かるかも…」
森「それは本名かい?」
「確かね、」
バンッ
「おぉ。」
首領室の扉が乱暴に開けられる。
そこにはポール・ヴォルエレヌが
ポール「お前…」
「お久しぶりですね。相棒さんは、元気ですか?」ニコッ
ポール「ランボウは死んだ。」
「あれ?あの人なら貴方を残して死ねないとか、言い出して異能生命体にでもなってでも生きて居るのでは?」
ポール「…」
「あぁ、そう言えば7年前の『荒破吐事件』太宰君と中也に殺されたんでしたっけ?まぁ、太宰君は異能無効化なのでしょうがありませんか。」
森「随分と饒舌だね。現在、君の拾い親の家に私の命令一つで特殊部隊が突入するというのに。」
「あ、そうなんですか?でも、僕は中也の時みたいに行きませんよ?」
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零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - はるぽんさん» くっ、ばれてしまったか… (1月28日 14時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽん(プロフ) - もしかしたら違うかもですけど…あの夏が飽和するというボカロ曲入ってますか?もしそうだったら好きすぎます…🥲 (1月28日 2時) (レス) @page41 id: d30f688e9b (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - !楽しみです! (1月11日 15時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 黒崎百合さん» 此れからもっと過去編やるのでしばらくすれば分かるかも知れません (1月10日 15時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - そうなんですか?何がまざってるのか凄いきになる…あの夏は分かったんだけど…めちゃくちゃ好みです!だいすき! (1月10日 10時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 x他1人 | 作成日時:2023年11月28日 23時