逸般人(？)なポートマフィア社員 (ページ17)

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高木は出世を望まない。ページ17

＿＿＿＿＿高木side

中也と黒蜥蜴の私含める一部で行っていた長期殲滅任務が終わって久しぶりに本部に戻った時、広津さんから一緒に首領室に行く様に言われた。

私の身の上がバレたかと思ったがそれは、ほぼほぼない。
何故なら、高木Aとビンの共通点は無い。

コンコン

首領室のドアを広津さんがノックする

広「首領、広津と高木です入ってもよろしいでしょうか。」

？「入っておいで。」

ドア越しに声をかけられる。

ドアが開けられ綺麗な絨毯が引かれた首領室に入る。そこには、首領と思われる男性が机に、見た目が異国な少女床で絵を、朱色の髪を持つ男が私達と同じ向きで立っている。

広「高木を連れて来ました。」

首領「直接会うのは、初めてだね。高木君。私は、森鴎外。此処の首領をして居る。」

そうだ、森鴎外って言う名前だったな。

「存じております。この度は私に何か御用で御座いますでしょうか、」

森「君の活躍は、よく聞くよ。今回の長期任務もかなり活躍したようじゃないか。」

「ありがたき、お言葉です。」

森「今回の長期任務でそこに居る中原君の直下の部下が何人か無くなってしまったのは、知っているかい？」

「はい、存じております。」

おっと雲行きが怪しいぞ。

森「そこで君を、中原君直下の部下にしようと思ってね。昇進には、興味がないかい？」

「昇進には、興味がありませんでしたが、命令と有れば何ぞと。」

いや、マジで辞めてくれ。

森「では、三日後から、君は中原君直下の部下だ。安心してくれ、今とさほど変わらないよ。部隊が違うだけだ。」

イャー

「わかりました。」

こうして高木はついに5年ぶりの出世をしたのだった。

立「出世！？高木が。」

「まぁ、業務内容は左程変わりませんよ。」

銀「高木さんが、出世…」

モブ1「高木さんが居ないと黒蜥蜴の細かい業務がまわりませんよ！」

「やれば出来る。」

モブ2「根性論…」

バンッ

芥「高木が、出世だと！」

芥川兄妹が一番驚いている

「ドアは、優しく開けて下さいね。」

何故なら、私は芥川兄妹がマフィアに入った頃からこの黒蜥蜴で黒服をしているからだ。