過去3 ビンの憤怒 ページ14
白「おいおい、こんなガキ共に人質解放なんて権限あるのかよ?今の電話、首領を顎で使ってるみたいだったけど__」
半信半疑の顔をしていた白瀬の携帯端末が鳴り、驚いた顔をした
白「うお__本当だ!全員無事に戻ったって、電子文章が!」
ビ「…」
中「手前……何を企んでる?」
太「友情の証さ」
ビンは顔を顰めたままだ。
太「さ、行こう。仕事を終わらせるんだ」
白「仕事?はは、中也はマフィアの仕事なんかしないよ。人質はもういないんだからな!」
白「行こうぜ中也、皆がお前を待ってる!」
白瀬が中原の腕を引くが当の彼は動かない
白「おい?」
中「悪いが、お前達だけで行ってくれ」
白「は?……いや、何云ってんだ、お前?」
ビ「(ほら、こうなった。)」
中「犯人を捕まえに行く」
白「いや……だから、それはマフィアに脅されてやってたんだろ?今はもっと大事な仕事があるだろ。報復だよ。晶達を誘拐した連中に、反撃を喰らわせるんだ。誘拐の実行犯はもう判ってる。『黒蜥蜴』っていう武闘派組織だ。強敵だけど、お前がいりゃどうってことないさ。ほら来いよ」
白瀬が中原を説得しようとする
白「おい、中也。いい加減に」
中「《荒覇吐》が先だ。こいつと、犯人を先に捕まえる賭けをしちまった。負けられねえ」
白「賭けがなんだってんだよ!お前、どうかしちゃったのか?皆お前が敵をぶっ飛ばすのを待ってるんだ!この街で、《羊》が縄張りを持ってられるのも、反撃主義の評判__『僕達にちょっかいを出すとタダじゃ済まない』って評判のおかげなんだぞ!それをお前は、自分の都合で_」
ビ「それは白瀬達もでしょ。さっきも、言ったけど最近調子乗り過ぎだよ。中也の力を自分達の力だと過信している。中也の力は中也の力。力をどう使うかは、中也次第。アンタらは、いつも好きなことをして尻拭いを中也にさせてる。たまには、中也がやりたいことやっていいんじゃない。」
中「ビン…」
ビンは、凛とした声で言う。
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零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - はるぽんさん» くっ、ばれてしまったか… (1月28日 14時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽん(プロフ) - もしかしたら違うかもですけど…あの夏が飽和するというボカロ曲入ってますか?もしそうだったら好きすぎます…🥲 (1月28日 2時) (レス) @page41 id: d30f688e9b (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - !楽しみです! (1月11日 15時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 黒崎百合さん» 此れからもっと過去編やるのでしばらくすれば分かるかも知れません (1月10日 15時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - そうなんですか?何がまざってるのか凄いきになる…あの夏は分かったんだけど…めちゃくちゃ好みです!だいすき! (1月10日 10時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 x他1人 | 作成日時:2023年11月28日 23時