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高木の(自然消滅したであろう)元カレ ページ11

______高木side



立「お前、犬飼ってんだから最後までかえよな。」



「!私が先に死んだら、ハルは立原さんに任せましょうか。」



立「何、名案みたいに言ってんだ。」



「銀ちゃんに任せてもいいんですけど…芥川さんが、ね。」



芥「…犬如き怖くなんかないぞ。」



銀「兄さん…」



「(あぁ、そういえば彼も犬が嫌いだったなぁ。)」



高木は、(たぶん自然消滅した)元彼を思いだす。




ポートマフィアに入って三ヶ月程の頃



ヴぅぅ〜。



「ハルさん、見なかった事にしましょう。ね、ハルさん?」



午後休でハルの散歩に出た所、河川敷で何処かで見た事がある気がする人が川縁に引っかかっている所を、ハルが見つけて動かないのだ。


早々に気づかなかった事にして、その場を去れば、全て解決だったのに…


広津さんに電話するか?


とりあえず、川から引き上げて声をかけよう…


ハルは頭がいいのでリードを離しても何処も行かない。


ズルズル


ペチペチ



「起きて下さい。太宰幹部。」



太「んぁ?」



ワンッ



太「ウワッ!」



「おはよう御座います。太宰幹部。」



太「(警戒)」



「黒蜥蜴に所属して居る者です。今は、午後休中ですが…広津さんに連絡入れといた方が良いですか?」



太「ふーん。広津さんには、入れなくて良いよ。」



起き上がった太宰は、一歩づつ下がる。



太「だから、その犬をどうにかして。」



「飼い犬なので…」



太「…」



「あ、じゃあ。私、もう行きますね…」



太「あ、うん。」



ワンッ



「あのハルさん、急に、ペース上げない、で、下さい。」



次の日



「ねぇ、後で君私の職務室来てね。」



「え、あ、はい。わかりました、太宰幹部。」



任務の終わりに言われる。



広「高木、何かしたのか?」



「先日、河川敷にて川縁に引っかかって居た彼を引き上げた事がありまして…多分それかと…」



突然、上司に声をかけられびっくりして居る部下に見えただろう。


が、しかし内心どっきどきだ。

決してポートマフィア1のモテ男に声をかけられたからではない。


こいつは、私がまだ昔ヨコハマにいた時に会った事があり、昔の私を知っているのだ。


馬鹿な中也より、頭の良いこいつの方が危険なのだ。

過去1 高木18歳は電子遊戯施設にて太宰15歳と会う。→←高木の異質さ



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零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - はるぽんさん» くっ、ばれてしまったか… (1月28日 14時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽん(プロフ) - もしかしたら違うかもですけど…あの夏が飽和するというボカロ曲入ってますか?もしそうだったら好きすぎます…🥲‎ (1月28日 2時) (レス) @page41 id: d30f688e9b (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - !楽しみです! (1月11日 15時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 黒崎百合さん» 此れからもっと過去編やるのでしばらくすれば分かるかも知れません (1月10日 15時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - そうなんですか?何がまざってるのか凄いきになる…あの夏は分かったんだけど…めちゃくちゃ好みです!だいすき! (1月10日 10時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零奈 x他1人 | 作成日時:2023年11月28日 23時

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