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Aside
ピコン
スマホの通知音が鳴った。
なになに……
……ほう。
コラボ、かぁ。
とりあえずこの[Sou]さんがどんな歌い手さんなのか見ようか。
Souといえば、最近奏と会ってない……。
別にこのSouさんと奏は同じ名前なだけで関係はないと思うけど。
動画の再生ボタンをポチッと。
……ん?
………あれれ?
ん〜、これはね……奏だね。
うん、奏だ。
多分。←
とりあえず【考えさせてもらいます。】と返す。
今までコラボの申し込みが来ても断ってたからな。この人があの奏だったら、コラボすることにしよう。
よーし、どっかで昼メシでも食うか。
パーカー着て、財布持って、玄関まで歩く。
は〜、家広いわ…。
移動面倒だし、居心地悪い。
執事「Aお嬢さま、どこへ行かれるのですか?」
『外だよ。』
執事「外に行かれるなら、召使いに言って同行させるか、召使いにその欲しいものを買いに行ってもらうかさせないといけませんよ。」
執事「それに、今からご昼食ですのでダイニングルームに行かれないと。これは全てご主人様のご命令『私は外に行くので黙って下さい。これは私からの命令です』お、お嬢さまっ!!」
本当面倒。なんで外に行きたいのに1人で行けないの。
それに何?ご主人様ご主人様って。なんで従わないといけないの。何でもかんでも。
それじゃあ俺はただのあの人の操り人形じゃん。
心の中でブツブツ言いながら、家を抜け出した。
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作者名:りんご? | 作成日時:2018年7月22日 17時