検索窓
今日:1 hit、昨日:35 hit、合計:106,737 hit

#25 ページ26

その日の夜

夕餉と湯浴みを終えたAは月の見える縁側に座っていた

『煉獄…』

昼間の会話が気になり眠れない

しかし眠らなければ身体に支障が出る

そう思い縁側から去ろうとした時…

鎹鴉「伝令!伝令!」

『!?』

Aの鎹鴉が夜の空に羽ばたいた

鎹鴉は旋回しながら伝令を伝え始めた

鎹鴉「伝令!伝令!無限列車、任務ヘ向カッタ、竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、負傷!負傷!」

『炭治郎達が!』

鎹鴉「3名負傷!負傷!及び!」

『……』

鎹鴉「煉獄杏寿郎、戦死!」

体中から血の気が引いた

Aは隊服に着替え、刀を帯刀すると屋敷を飛び出した

鎹鴉は伝令を尚続けた

鎹鴉「煉獄杏寿郎!上弦ノ参と交戦、重症ヲ負イ戦死!」

『嘘を、つくな…鎹鴉の役目は情報と伝令を伝える事。役目を放棄するな』

鎹鴉「事実、事実!煉獄杏寿郎、上弦ノ参と交戦、重症ヲ負ッタ後、死亡確認!」

『……暫く静かにして』

鎹鴉が大人しく静かにした時、多くの鬼殺隊員が見えた

『そんな訳ない、そんな訳ない、そんな訳ない、そんな訳ない…!』

Aは隊士達を掻き分けながら中央に進んだ

「おい、泣柱様だ!」

「泣柱様…!」

隊士の声など気にもせず中央に辿り着いた

そこには隠によって運ばれて来たであろう煉獄

息をしていないのは明らかだった

『煉、獄…?』

向かい側には伊黒がいた

伊黒「……」

『煉獄……おい、起きろ煉獄』

煉獄「…………」

『聞こえてるんだろう?煉獄。起きろと言ってるんだ』

伊黒「A…」

『煉獄…ふざけるな、返事を、しろ…』

伊黒「……」

『煉獄…返事を、返事を……!』

Aは煉獄の身体に縋り付きながら泣いた

#26→←#24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.7/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白葉 - 夢主が冨岡さんのことを呼び捨てにしていることが気になるな… (2021年1月2日 15時) (レス) id: e7b88aaa79 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 冨岡さんや累の字、並びに隠しに"し"と言うか文字がいらないこと。早めに対処することをお勧めします。低評価の原因になると思うので。(お節介すみません) (2019年11月17日 0時) (レス) id: 741c3971d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりま - あっ、失礼かもですが、塁の漢字間違ってます!正しくは累ですよ! (2019年11月16日 13時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
シュカ(プロフ) - 細かいかもしれませんが、冨岡さんの冨は富じゃないですよー (2019年11月15日 6時) (レス) id: 179e388f03 (このIDを非表示/違反報告)
忍び - この作品も、前作も、オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2019年11月14日 21時) (レス) id: 4afe35e6c5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年11月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。