その2 ページ32
『ただでさえ怖いんだから止めてよ!』
士皇「だってイタズラしたくなったんだもん」
士皇はそう言いながらニコニコしているが琉時は半泣きで歩いている
バァン
『いやぁぁぁぁぁあ!!』
扉が叩かれる音にビックリした琉時は士皇に後ろから抱きついた
『士皇!お化け!く、クインケ!』
そう言いながらバックから短刀の形をしたクインケを出した
勿論それを見た士皇は慌てて止める
士皇「琉時壊しちゃ駄目だよ!何でクインケ持ってるの!?今日は置いてきてっていったよ!」
『クインケがあれば怖くないもん!だからお化け倒すの!は、早くしないと食べられちゃうよ!』
士皇「作り物だってば、それに食べるのは喰種!お化けは食べないよ、クインケ仕舞って!危ないから!」
普段任務等をしている時の琉時は至って冷静
だがこの様にパニックになると何をするか分からない
止めなければ本気でお化けの作り物を壊すだろう
士皇「ほらもうすぐ出口だから!だからクインケは仕舞って!危ないよ!」
しかし怖がりでパニックになっている琉時は一向にクインケを離そうとしない
士皇「琉時落ち着いて、わぁっ!」
琉時を落ち着かせようとした士皇だったが暗く足元もよく見えず、くらべて琉時がパニックになっていたこともあり共に転んでしまった
士皇「琉時!大丈、夫…」
転んだ拍子に押し倒す様な形になってしまった士皇
慌てて琉時を確認するとクインケは離していたが泣きながら士皇を見ていた
『もう出ようよ、士皇〜…!』
士皇「……(凄い可愛い)」
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ゆめの - コメント失礼します( ^ω^ )凄く面白いです!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年6月1日 16時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年1月13日 22時