サイセイチリョウ[伊丙 士皇]

バレンタインデー ページ30

ある日の事

夕作「琉時」

『？』

夕作が琉時に手を差し出してきた

『……なぁに？夕作』

キョトン、としながら琉時は夕作に聞く

夕作「(完全にバレンタインの事忘れてる…)……何でもない」

貰えないと諦めた夕作は大人しく去る

『？？』

理界「琉時」

次は理界

理界「ちょうだい」

そう言い素直に言った

が、……

『？』

理界「え……くれないの？」

『何を？』

理界「……………」

しょんぼりしながら理界は去って行った

『？？？』

その次に郡、タケ、が理界と夕作と同じ事をしたが結果は一緒だった

士皇「琉時！」

次は士皇

そしてその後ろには有馬

大方2人も目的は同じ、貰えないと思っていた

しかし…

『分かってる！はい、チョコ！お兄ちゃんも！』

士皇「ありがとう！貴将さんも良かったですね！」

有馬「あぁ、ありがとう琉時」

そう言い琉時の頭を撫でる

『ふふふ〜、頑張ったもん！』

平子、夕作、宇井、理界「…………………………」

夕作、理界、タケ、郡は呆気に取られる

平子、夕作、宇井、理界「(何故あの2人だけ！？)」

しかし自分達が貰えなかった理由は直ぐに分かる事になる

有馬「タケ達には上げたのか？」

『うん！旧多さんに渡してもらった！』

平子、夕作、宇井、理界「……………(！？)」

『朝ね、たまたま会ったからチョコの話したら[誰かに上げるんですか？]って聞かれたから、宇井特等と、平子上等と、夕作と、理界ですって言ったら[僕が渡しておきますよ]って』

4人に殺意が湧いた

宇井「(旧多〜〜!!)」

平子「(嫌がらせにデスクワークの仕事を増やそう)」

理界「(白日庭出身でも…！)」

夕作「(許さない…)」

数日後

CCG局員の多くが旧多二福の疲れ死んだ様子を見たという

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