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7話 ページ25

翌日、琉時はすっかり本調子に快復した

この様な所だけは半人間である事に琉時は感謝した

ありま「琉時、調子は戻ったか?」

『うん、もうキツくないよ』

有馬「そうか。今日は、頑張れそうか?」

『宇井さんと、平子さん…?』

有馬「あぁ」

頑張る、とは宇井、平子とまともに会話する事

慣れておかなければ任務どころではない

チームワークが崩れていれば、手練の喰種は隙を見て攻撃してくる

慣れなければ仕事に響くのだ

『うぅ〜…後ろ、隠れててもいい?』

有馬「あぁ、その代わり、ちゃんと話せるな?」

『………うん、頑張る!』

宇井と平子が居るであろう部屋に着くとそこには士皇と夕作も居た

宇井「有馬さん、おはようございます」

平子「おはようございます…」

有馬「おはよう、郡、丈……琉時」

名前を呼ばれ宇井と平子は琉時が後ろに隠れている事に気が付いた

『……』

相変わらず眉を下げ自信がなさそうに貴将にしがみついている

『お、はようございます……』

初めて会話という会話をした琉時に宇井は微笑む

宇井「おはよう、琉時ちゃん。やっと話してくれたね」

宇井は琉時と目線を合わせる様に少ししゃがむ

宇井「今日からよろしく、頼りにしてるよ!」

頼りにしてる、その言葉に琉時は嬉しくなった

『はい……!宇井さん!』

宇井「出来れば、宇井特等、が良いかな」

有馬「郡は凄いな、琉時がこんなに早く慣れるなんて」

宇井「そうなんですか?」

有馬「だって1日しか経ってないでしょ、いつもはもっとかかる。郡は母性があるのかもね」

宇井「男に母性はないと思いますが…」

そんな様子を平子は見ていた

そして宇井同様、琉時の傍に来る

が……

平子「琉時」

ピシッ

固まる音がする

有馬「琉時?」

貴将が異変に気づき琉時を見ると完全に固まっている

有馬「人見知り再発だな」

士皇「タケさん笑わないからですよ」

宇井「先輩、笑って下さい。琉時ちゃんの為にも」

平子「………SSレートの喰種並に大変だな、琉時は」

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ゆめの - コメント失礼します( ^ω^ )凄く面白いです!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年6月1日 16時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年1月13日 22時

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