1話 ページ3
私達がコクリア深部に着いた時
そこには佐々木琲世…いや、金木研がいた
彼の腕に抱かれているのは
『貴将、お兄ちゃん…』
「班長…」
「………」
平子「止まれ」
平子さんの支持で私達0番隊は止まる
平子「ささ………カネキケンだな」
『(カネキケン…)』
平子「………有馬さんは、亡くなられたのか」
カネキ「……えぇ。僕が、殺しました」
平子「…………そうか」
ザッ
平子が一歩歩を進める
カネキ「平子上等…近付けばあなたも━━」
平子「戦う気はない」
カネキ「!?」
平子は有馬の首の傷を見て分かったのだ
平子「嘘が下手だな」
有馬の顔を見る平子はそう呟いた
士皇「平子班長…有馬さんにお別れを言っても」
平子「あぁ」
士皇の言葉と平子班長の許可により白日庭の出身者は有馬の亡骸の前に泣いた
平子「庭の子だ。有馬貴将はあの子達の希望だった━━」
カネキ「……平子さん…あなたは…?」
カネキの質問に平子はゆっくりと答えた
平子「俺は、ただの部下だ」
カネキ「……」
バサッ
平子はフードを被りカネキにいう
平子「着いてこい、コクリアを抜ける」
カネキ「………!!」
平子「0番隊は有馬貴将の命により━━━カネキケンの逃走を幇助する」
カネキ「最初から…こうするはずだったんですね…」
平子「…」
カネキ「平子さん、僕も…有馬さんにお別れを言ってもいいですか?…」
平子はその質問に答えずある物をカネキに渡した
平子「……[持たせてくれ]、と」
それを見たカネキは少し複雑そうに笑う
カネキ「……結局、付けてるとこ見れなかったな…」
それはカネキが有馬に渡したネクタイピンだった
・
そしてトーカ達は廃棄プレスの奥深くで捜査官特等2人を相手には必死に防戦していた
田中丸「終わりタイムが近づいて来たぞ、子うさぎちゃん達…」
ガギィ!!
安浦「(0番隊!?)」
同じCCGである0番隊からの攻撃に田中丸望元と安浦清子は動揺と疑問をぶつけた
田中丸「……上等ボーイ…どうした!?どうした!?」
安浦「…本当にどういうつもりかしら…平子上等…?」
平子は懐からひとつの紙を出す
平子「辞めます」
その紙は辞表届けの紙
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ゆめの - コメント失礼します( ^ω^ )凄く面白いです!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年6月1日 16時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年1月13日 22時