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13話 ページ15

『………っ!』

琉時は悲しさと悔しさに体を震わせた

然しハジメは容赦なくクインケで攻撃してくる

ハジメ「ほらほらほら!よそ見してると食べちゃうよ、琉時!!」

赫子の相手は士皇が引き受けてくれているものの琉時も押されていた

『クインケで押されるなんて…!』

ハジメ「こんなもんかぁ〜」

『っ…?』

ハジメ「伊丙の性って弱いんだね」

ドクリ特等鼓動が波打った

ハジメ「実際伊丙上等死んじゃってるし、これで琉時と士皇が負けたら伊丙って負け犬の家だよね…」

ドシャ

ハジメ「はれ?」

琉時はハジメの懐に入り至近距離でクインケを振るった

『馬鹿にしないで…』

以前夕作が言っていた

自分の名前は誇りだと

それは琉時も同じだった

『伊丙は、この名前は…………私達伊丙一族の誇りなの!!』

たかが和修の分家かもしれないけど

出来損ないの人間かもしれないけど

それでも!

伊丙一族は弱くない!

琉時の一撃でふらついたハジメに士皇が後ろから赫子を躱しながらクインケを構えた

ハジメ「くそが………邪魔なんだよ!」

咄嗟の瞬発力でハジメは士皇を跳ね除ける

ハジメ「終わりだよ士皇!!」

士皇「!!」

士皇の目の前に赫子が迫る

士皇の目に赤い鮮血が見えた

しかしそれは自分のものではなく…

『あ″ぁぁぁぁぁぁ!!』

士皇を庇った琉時のモノ

ハジメ「あれ、琉時だった」

士皇「琉時!!」

士皇は琉時を抱き寄せる

琉時は右目を抉られていた

士皇「琉時!!目が!」

『うっ……』

そんな2人を見ながらハジメは抉りとった琉時の目を食べた

ハジメ「あ〜、おいっし。もう戦わないよね、琉時?YES?NO?」

そう言われ琉時は右目を押さえながら立ち上がる

『NOだよ…!』

士皇「琉時、無茶だよ!」

『士皇!!!!』

士皇「!?」

『白日庭の意地を、伊丙の強さを見せるよ!!』

士皇「……わかった」

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ゆめの - コメント失礼します( ^ω^ )凄く面白いです!更新頑張って下さい!応援しています! (2020年6月1日 16時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルサールカ | 作成日時:2019年1月13日 22時

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