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「だから、顔をあげてください【グウゥウウゥゥゥゥ〜】…ッス。」

お礼なんていらないと言おうとした虎杖の腹から大きな音が鳴る。
それを聞いたAは思わず目をパチクリと見開く。

腹の音を鳴らした虎杖は思わず顔を真っ赤にしてお腹を抑える。

「すごく大っきい腹の音鳴らしたわね〜www」

「全くお前は……」

「うるっせぇ!腹減ってんだから仕方ねーだろ!」

そう言って二人を睨みつける虎杖をみて、Aは思わず笑みをこぼす。

『フフ……アハハ!』

「ちょっ!お姉さん!!」

『ご、ごめんごめん!いやでも、すごく大きいお腹の音だったから……フフッ。』

口元を抑えて笑いを堪えようとするも、全然堪えきれずに笑みが漏れるA。

そんなAに思わずムスッと頬を膨らませる虎杖。
しばらくして、落ち着いたのかフゥっと息を吐いたA。

『良かったら、一緒にお弁当たべる?』

「え!?お弁当!??」

「でもそれってお姉さんのじゃ……」

『実はね。作りすぎちゃって、1人じゃ食べきれないの。だから一緒にどう?』

そう言ってクーラーボックスを三人に見せるA。
それを見た三人は思わずため息を吐く。

「いや、作りすぎでしょそれ……」

思わず呟いた伏黒に、思わず苦笑するA。

『だよね〜w張り切りすぎちゃって!だから、どう?』

そう言って首を傾げるAに、嬉しそうに手を上げる虎杖。

「いただきマース!!!」

「ちょっ!虎杖!何言っ【クゥゥ】……て。」

虎杖と同じように腹から可愛い音を鳴らす茶髪の少女。

『フフッ、ね?一緒に食べよ?助けてくれたお礼!』

そう言ってブルーシートをひき始めるAに、
断るのに悪いと思った三人はAの手伝いをするのであった。

……

「うめぇ!Aさんの料理全部うめぇっす!!!」

『良かった!お口にあって!!』

「あ!コラ虎杖!それは私が狙ってた唐揚げだぞ!」

「別にいーだろ!狙ってたんなら取っとけよな〜!」

「てか、伏黒は肉団子食べ過ぎだろ!」

「ムグムグ。」

「無視すんな!」

ワーワーと騒ぐ三人にAは嬉しそうに見つめる。
……すると、

「おい、小娘」

『ん?』

「あ"っ」

声のする方へ目をつけると、
目に入ったのは虎杖くん。
……の、頬に浮きでているもうひとつの口。

「よこせ」

『え、あ、ど、どうぞ??』

そう言って思わずその口に唐揚げを入れる。
もぐもぐして唐揚げを飲み込む謎の口。

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キラキラスパー - 楽しみにしてま〜す!!! (2022年9月23日 12時) (レス) @page13 id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
トキシグレ - 初コメ失礼します!こういう系統の話ちょー好きです!五条先生と主人公がどう関わって行くのかが楽しみです!更新頑張ってください!! (2022年9月16日 0時) (レス) @page7 id: 0d4193d534 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好きな作品だったので帰ってきてくれて嬉しいです\(^o^)/更新待ってます!! (2022年9月13日 18時) (レス) @page3 id: 8b674ee432 (このIDを非表示/違反報告)
一条夜半(プロフ) - 面白くなりそう…応援しています!頑張ってください! (2022年9月12日 22時) (レス) @page1 id: 1d0e18cd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華生 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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