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〜虎杖side〜

「ちょっと用事思い出したから公園でまってて〜」

陽気に俺たちに伝えて去っていく先生。
そんな先生を冷めた目で見つめる釘崎と伏黒。

まぁ、いつもの事だと言うように仕方がなく公園の中を歩く。
意外と広く、周りには家族やカップルが集まっていた。

「たく、こんなとこに待たせるなんて、何様だよアイツ。」

「ああいう人だ。仕方がない。」

「にしても腹減ったな〜!この近くに屋台とかねーのかな?」

「やめろ!余計に腹が減るだろ!!」

そう言って俺に突っかかる釘崎を他所に、
伏黒がある一点を見つめる。

「ん?どした伏黒??」

「なに?なんかいんの?呪霊??」

そう言って俺と釘崎は伏黒と同じ方角を見つめる。
そこには木に登っている女性。
何してんだと不思議に思うも、よく見ると木にボールが引っかかっており、それを取ろうとしているのだろう。

木の下で子供が困った顔して上を見ているのが何よりの証拠だ。

お姉さんはボールの所まで着いて手を伸ばす。

見るからに危なっかしい動きに俺はハラハラする。

どうやら俺だけではなく、釘崎と伏黒も心配そうな顔してお姉さんを見ている。

ボールを掴んだ女性は子供に向けて落とす。
ボールをキャッチした子供に笑顔で

『ナイスキャッチ!!』

と笑顔で褒めるお姉さんに、
俺は思わず胸を鳴らす。

そして、木から降りようとしているお姉さんをみて、
何故か嫌な予感を感じる。

その予感が当たったのか、お姉さんが踏んでた枝が折れる。
それを見た途端に俺は全速力でお姉さんの所へ向かう。

後ろから聞こえる釘崎と伏黒の声を無視して一目散にお姉さんの所へ向かい、あと少しで地面に叩きつけられるだろうお姉さんの体を何とかキャッチする。

フゥっと思わず息を吐いてお姉さんを見る。

ギュッと瞑っていた目を恐る恐ると開けるお姉さん。

「(あ、可愛い。)」

思わずそう思うのであった。


……


「お姉さん、大丈夫??」

心配そうにAに話しかける茶髪の少女に、
Aは安心させるように笑みを見せて

『全然大丈夫だよ!この少年のおかげでね!』

「虎杖もたまには役に立つわね!」

「たまにってなんだよ!」

『えっと、虎杖くん?ほんとに助かった!ありがとう!!』

そう言って頭を下げるAに、慌てた様子で両手を振る虎杖。

「お礼なんていいっすよ!お姉さんが無事でよかった!」

『いやいや!君のおかげで怪我せずに住んだよ!何かお礼させて!』

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キラキラスパー - 楽しみにしてま〜す!!! (2022年9月23日 12時) (レス) @page13 id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
トキシグレ - 初コメ失礼します!こういう系統の話ちょー好きです!五条先生と主人公がどう関わって行くのかが楽しみです!更新頑張ってください!! (2022年9月16日 0時) (レス) @page7 id: 0d4193d534 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好きな作品だったので帰ってきてくれて嬉しいです\(^o^)/更新待ってます!! (2022年9月13日 18時) (レス) @page3 id: 8b674ee432 (このIDを非表示/違反報告)
一条夜半(プロフ) - 面白くなりそう…応援しています!頑張ってください! (2022年9月12日 22時) (レス) @page1 id: 1d0e18cd61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華生 | 作成日時:2022年9月12日 22時

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