【BLEACH】零番隊の隊長は護りたい大事な人たちがいる

なにがなんだか… ページ15

ゆらサイド

副隊長にストーカーからの手紙を呼んでもらった

なんなの!?

俺の愛しのAへ

ってキモイすぎる!!

うちの双子の兄…ってなんなの!?

全く覚えてない!!

それに兄の記憶なんって何一つもない!!

うちは姉がひとりいるだけだし!!

こんなうちを助けて拾ってくれたA隊長が
姉の存在

だけど…

“足でまといだからあそこに置いていった”

本当…なにがなんだか…わからないよ!!

ギュ

え…

貴「大丈夫…大丈夫…」

ゆ「A隊長…?」

A隊長に優しく抱きしめられた

ゆ「どうして…?」

貴「ゆらが震えてたから…私にはこんな事しか出来ない…ごめんね」

なんで…なんで…?

隊長が謝るの?

うちはA隊長に抱きしめてくれただけで震えが止まったのに…

こんな事しか出来ない…?

うちにとっては…十分なんです!

A隊長が優しく接してくれる…

そんな当たり前の事が…

幼かったうちにとって…

はじめて…人の優しさを知ったんです!!

だから気にしないでください!!

ゆ「ありがとう…ございます…A隊長…」

本当はあの頃みたいに“お姉ちゃん”って呼びたい…

貴「ゆら…なにか…我慢してない?」

我慢…

双子の兄…

本当は…怖くて…辛くて

泣きたい…全て吐き出したい…

貴「我慢しないで…言いたい事を言っていいよ…藍斗たちはいないから…」

その言葉でなにが切れた

ゆ「うちは…兄の記憶なんって何一つもない
なんで…なんで…今更…なんなの!?」

落ち着くまでA隊長の中で泣いた

ゆ「うぅ…ひっく」

貴「擦らないの｡こら､強く擦りすぎだよ」

ゆ「おかげで落ち着きました!」

貴「よかった…辛くなったらいつでも言ってね」

ゆ「はい」

ナデナテ

ゆ「隊長…?」

貴「よかった…ゆらがいつも通りに笑ってくれて」

本当にうちはA隊長には感謝しきれないほど感謝してます

いつまでもうちらの隊長でいてください

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