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あんず「……それに、露咲A先輩には断られてしまったけど、やっぱり私は露咲A先輩との共演が1番いいと思う。あの露咲A先輩の輝きから私は目を離せなくなってしまうほど、眩しかった。。そして、その輝きは活動休止していても、何も変わらなかったように見えたから。
なのでせっかくの申し出ですが……萌音 先輩この話断らせてください。」
あんずは真っ直ぐ自分の意志を言葉にして伝えると深く深く葉月に頭を下げた
その光景は当たり前だけど真剣なやり取りで、葉月とあんず…この2人以外が口を挟めるような雰囲気ではなかった
……プロデューサーとして、あんずはしっかりと考えて自分の意見を、、想いを伝えたんだ
あぁ、この子はもう……
瀬名「(ちゃんとプロデューサーとして成長してきたねぇ……まあ、まだまだだけどさぁ)」
彼女の成長がこんなところで見れるとは思わなくて、俺は思わず笑みがこぼれそうになった
……さて、葉月はどう返すのか…
俺がちらっと葉月の方を見ると、俺は思わずの光景にはっとし、息を飲んだ
瀬名「(は、、？葉月がこんな表情するなんて、、こんな、、優しくて、でも、何かを諦めたような表情……)」
傍から見たら優しくて、一見誤解してしまいそうな表情……だけど、葉月のその表情からは何かを諦めたような悲しみと悲痛が現れている……ような、そんな気がした
萌音 「……やっぱり、私の目に狂いはなかったなぁ。貴女ならきっとAにいい影響を与えてくれる……(小声)
いいよ♪私も共演できるか分からなかったし、Aちゃんを引きずり出してくれるならこちらとしても願ってないことだからね〜まあ、あの調子だから話をするのにも大変だとは思うけど♪」
さっきの表情とは打って変わって、葉月はまた明るい表情へと変わった
……こう見ていると、、こいつも厄介な性格しているよねぇ、、必要なことを隠して、あえて誰にも触れさせないようにする。本当はもう辛くて辛くてたまらないはずなのに
実際そうなのかもしれないし、違うかもしれないけど見ているこっちが痛々しくなるぐらい、、大事なものではなく傷口なのに大事なものだと勘違いして抱え込んでいるようで。
何故か分からないけど、どこか既視感があるような光景にも思えてしまった
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作者名：sarai | 作成日時：2024年2月18日 2時
