俺とあいつは腐れ縁。1【NARUTO】 (ページ17)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:5,335 hit

密売組織。ページ17

風雅一族には掟がある。

一つ、暗殺時、相手との会話は必要最低限。

ま。いつどこで誰に聞かれてるかわからないからね。

二つ、任務のためならば何があってもこなすべし。

昔、友達だったからって殺さなかった人がいるらしいんだけど、その人のせいで依頼してきた組織が滅んじゃったらしい。

だから何がなんでも殺せってこと。

一族の名に泥を塗るなってことよ。

三つ、私情を挟まないこと。

風邪とかで休むなってことでしょ。

四つ、一族の者が殺されようと、任務を執行すべし。

‥風雅一族の掟には心が本当にない。

五つ、裏切り者は暗殺する。

たとえ、昔仲間であったとしても。

殺さなければならない。

そして裏切り者を殺す役目は頭領の側近か私の仕事。

‥ま、まだ裏切り者を殺したことはないんだけどね。

そんなこんなで私は気を飛び回っている。

確かこの辺りに気配がする。

風に聞けばすぐわかる。

風の流れを感じることでだいたいわかるんだよね私。

これができるのは頭領と私くらい。

まぁ、頭領は完璧なんだけどね。

「あ。みっけ。」

密売組織にしては荷物多くね？

もう少し軽装にしろよ。

私じゃなくても見た人は怪しみそうだわ。

そう思いながら私は突撃した。