特別。 ページ13
「一緒に見た相手、俺なんだけど。」
「は？」
親父の目が点になる。
「他の友達はいなかったのか？」
「いねーよ。」
親父は笑いながら下を見る。
「きっとあれだな。夕日マジックだな。」
夕日マジック？
「なんだそれ。」
「綺麗な夕日を見ていたら腑抜けたシカマルでもカッコよく見えるんだよ」
俺実の親父に腑抜けって言われるんかよ。
あってるけどよ。
てか、けなしてねーか親父。
「親父、面白がってるだろ。」
「あったりめーよ！Aちゃんはやっぱり面白いね〜可愛いし。嫁に来てもらいたいもんだ。」
嫁って‥。
「気がはえーよ。てか、俺結婚したいって思ったことねーよ。」
「なんでだよ」
「優しかった人もいつか母ちゃんみたいに凶暴になるんだろ？そしてケツに敷かれる。ほら、目に見えてる。そんな生活なんてごめんだ。」
親父がなんで母ちゃんと結婚したのかわけわかんねぇもんな。
「お前らしいな。でも、結婚はいいぞ〜。あの母ちゃんだって優しくて愛しくなるときもあるんだ。」
ずっと愛しくないんかよ。
絶対ビビってるだろ。
「それさ、夕日マジックじゃなくてなんかのマジックにかかってるだろ。」
親父がニヤッとする。
「だな。」
認めんなよ。
じゃ、親父はマジックに引っかかって結婚したってことかよ。
俺はさらに結婚は嫌だなと思ってしまった。
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森田菜々子 - お願いあるんだけどいいですかな？narutoキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集でお願いします。メイ・チャンは木の葉隠れで姉のラストと長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年9月4日 14時) (
レス) id: e772f145ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りー | 作成日時：2018年9月2日 0時
