07警戒心ナシ ページ8
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「・・・ここが、松野ファミリーのアジトか
意外と普通だね〜」
「少しは黙れ、撃つぞ」
「ひい〜、怖い怖い」
Aの首筋に押し付けた拳銃を更に強く押し付けるチョロ松。
Aと六つ子はさっきいた場所から少し歩き、松野ファミリーのアジトに着いた。
場所こそ人目につかない路地裏だが、evil本社のような特殊施設感はまるでなく小さな探偵事務所でもやっていそうな雰囲気を醸し出している。
そして、アジトに着いてまもなくAたちは中へと入った。
・・・しかし、見かけによらず、中のセキュリティはevilに劣らないほど厳重だ。
セキュリティのかかった扉は指紋認証、パスワード認証、声紋認証など何種類かのシステムで厳重にロックされている。
「へー、中は結構しっかりしてるんだね」
Aは感心したような素振りを見せながら言った。
最初こそ脅しの言葉をかけていたが、Aがあまりに警戒心が無いため5人の男は声も出なかった。
敵のアジト。只でさえ生死を問う危険な状態だと言うのに、マフィア界の中でも腕のたつものが6人もいる。(1人は動けないが)
全くコイツは何を考えているのかわからない、この場にいる5人の男はそう思っただろう。
そして、いくつかのセキュリティのかかった扉を開けおそ松は口を開いた。
「手術は、アジトに研究室があるからそこで行ってくれ。必要な道具も大体揃っているだろう。
あとは輸血だが・・・・」
「僕の研究室使うの!?」
「チョロ松。緊急事態だ。
今日だけ、な?」
研究室を使うと聞き、入られたくないのか、かなり嫌そうな顔をしているチョロ松。
だが、おそ松の真剣な瞳を見て渋々うなずいていた。
それから、チョロ松は部屋を片付けるべく先に研究室に戻った。
「じゃあ、青色。研究室に案内して
輸血は倒れられても困るし、一人つき200mlとってくれればいい」
「わかった____用意しよう」
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時