【おそ松さん】マフィア界の死神I【マフィア松】 (ページ7)

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06呆れたページ7

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5人の男と赤目の死神の間になんとも言えない雰囲気が漂う。

痺れを切らしたAは急かすように話しかけた。

「早くしてよね？

＿＿＿助かる命もこのままじゃ、助かんないよ」

フッ、とAが嘲笑うと5人の男の中の一人

＿＿＿緑のシャツの男がAの右肩を乱暴に掴み壁に押し付けた。

「おい、チョロ松！」

他の四人の制止をきかず、チョロ松と呼ばれた男はAの肩を強く掴む。

「いたた････
青色のせいで肩怪我してるんだけど」

「･･･トド松の、命を、そんな軽々しく言うな！

人をたくさん殺してきたお前に何がわかる
治療もどうせろくにできないんだろ？
これぐらい僕がなんとかする
＿＿＿全て知ったような口を叩くな！！」

さらにチョロ松の肩を掴む力が強くなる。

他の4人の男はただその様子を眺めるだけだった。

しかし、Aは顔を歪めながらも冷淡な声で言った。

「ケホッ･･･だから何？
君も人をたくさん殺してきてるでしょ？

＿＿＿私は医学の知識もあるし、この子を助けられる。
それに比べて君は？手術したことあんの？」

「それは･･･」

言葉を濁すチョロ松にAは溜め息をつく。

「呆れた＿＿＿。だから君は、」

Aは何かを言いかけようとしたが、チョロ松の腕を掴むおそ松をみて、言うのをやめた。

「ストーップ。

赤目の死神サン、生憎ウチには医学を持ち合わせているやつがいないんでね。
ここは一つ、お前の手を借りようじゃないか」

ざわつく四人など目もくれず、Aはニッと笑う。

「契約成立。
必ず、この子を助ける代わりに不意打ちで殺したりしないでよね。

手術には･･･そうだな＿＿＿輸血用の血と手術台の代わりになる台と糸を用意してくれる？」

「了解、アジトへ向かおう」

青いシャツの男がトド松を担ぎ、アジトがある方向へAと六つ子は歩き出した。

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「敵に手を借りるって･･･
正気かよ、おそ松兄さん！」

「俺もそこまでバカじゃねえよ。

トド松を助けてもらったあと、アイツには死んでもらうさ＿＿＿＿必ずね」

おそ松はニヤッと、奇妙に笑った。