36死なない ページ37
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「トド松______!」
「てめえっ」
「いいですねぇ、その
どうですかぁぁぁぁ?兄弟を殺された気分は?
・・・なんて、嘘ですよ。
さっきの毒薬、気絶させれても殺しは出来ないんですよねぇ。
最悪、植物人間ですよ」
6人の顔を順番に見て、Dr.ノワールは嘲笑った。
A以外の5人は今にも掴みかかりそうな勢いだが、Aは至って冷静だった。
「次は誰を・・・」
「ふっざけんな!!俺がぶっ殺してや」
「まって!!」
Aは声を上げる。
頭に血が上っていたように殺気立てていたおそ松も驚き、黙り込む。
「次は私だ。ブラッド」
凛とした表情でDr.ノワールを見つめAはそう言った。
トド松除き、六つ子は動揺の色を隠せない。
「正気かよ!」
「・・・赤目が自ら実験に参加してくれるなん」
「でも、条件がある。
この6人には手を出すな。今後一切」
「フフッ、いいでしょう______。
死神との約束は"絶対"ですからねえ?」
無理な交渉かと思われたが、Dr.ノワールは軽く了承した。
それほどまで、Aの体がいいのだろう。
「ちょっと、勝手に決めないでよ!」
「さっきの見ただろ?
1人で行ったらお前が死んじまう!」
「私のことはいいから。早く逃げなよ」
「っ・・・」
「あぁ、そのことですが______」
Dr.ノワールが何かを言い出す。
その瞬間、Aはヤバイ、と冷や汗をだらりと流した。
そして、Dr.ノワールの発した言葉は六つ子にとって衝撃的なものだった。
「赤目は極めて治癒能力が高い_____。
それも、人間とはかけ離れた高さです。
なんでそうなったか、わかりますかねぇ?
まあ、どうだっていいですけど。
だから、赤目は"痛みは感じても死には至らない"。
いくら毒薬打っても死なないんだよ」
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時