【おそ松さん】マフィア界の死神I【マフィア松】 (ページ36)

今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:234,924 hit

35実験の始まりだページ36

・

「ブラッド･･･」

「こらこら、いつもDr.ノワールと呼べって言ってるじゃないか。

･･･申し遅れました、私はブラッド・ノワール。
裏社会の皆さんからはDr.ノワールと言われております。

以下、お見知り置きを」

「Dr.ノワール！？
アイツが･･･」

「おや？私のことを知っているのですか？

ああ！よく見れば、貴方達･･･松野ファミリーの皆さんじゃないですかァ？
通りで顔がそっくり！

やはり、赤目といる以上ただのモルモットではなさそうですね」

「！！

コイツらには手を出すな」

Dr.ノワールが舌舐めずりをする。
その光景に六つ子はゾクッとした。

しかし、次の瞬間Dr.ノワールは空中へ高くジャンプしヒヒッ、と笑いながらこう告げた。

「被験体･･･7匹。さあ、実験の始まりだ！」

その声とともに無数の注射器がとんでくる。
この、注射器全てに毒薬が入ってることAは把握済み。

しかし、逃げる時間がない。
そう考えたAは六つ子に当たる分の注射器を自らの体に当てた。

「うあっ！」

「A！！」

「アイツ･･･」

「そいつらを庇うなんて･･･変わりましたね。
そんなにその人達が大事ですか？

_____まあいい、あとあとゆっくり･･･ゲホッゴホッ」

Dr.ノワールが言い終える前に、AがDr.ノワールの腹に1発殴りを入れる。
その勢いでDr.ノワールは後ろへとばされるが、すぐに止まった。

「毒薬が足りなかったですか？
この前投与した時よりも動きが俊敏･･･

いいデータが取れそうですね。
･･･と、その前に」

スッと方向転換をしたDr.ノワールがトド松目がけて、注射器を投げる。
トド松は避けていくが、

グサリ、

1本避けきれず、腕に刺さってしまった。
それと同時にトド松は倒れた。