34白衣 ページ35
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あれから、クレープを食べてブラブラしてるともうすっかり夕暮れ。
Aたちももう帰ろうという雰囲気になったので、アジトに帰ることにした。
デパートからアジトまではおよそ徒歩15分ほど。
体力がある彼らにとっては苦ではない。
来た道を戻っていると、突然トド松が小声で6人に話しかけた。
「あの白衣の人・・・こっち見てるんだけど」
「白衣ぃ?」
「ほらほらあそこ!」
と、トド松が指さした方を見るとたしかに白衣の人がいた。
「たいしたことな・・・」
「なんで、アイツが・・・!
意味わかんない。最近会ってなかったのに」
白衣の人物を見た瞬間、Aの顔が青ざめた。
その様子を見た、六つ子は不思議に思ったが、いつもの調子でAに問いかける。
「え、なに知り合い?」
「アイツは闇医者。
ヤバイクスリ持ち歩いてるし、人体実験大好き。
名前は______」
と、Aが言いかける前にさっきまで数十メートル先にいたはずの白衣の人物が、数メートルまで迫ってきてAめがけて注射を3本投げた。
間一髪、Aは避ける。
「あらあら、誰かと思ったら赤目じゃないですか。
いつになく良い"カラダ"、してますね〜。
実に興味深い・・・。
珍しいことに今日はモルモットを6匹も連れている。
・・・まあ、あなた以外使い物にならないでしょうけど」
ヒヒッ、と白衣の男は不気味に笑った______。
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時