03松野おそ松 ページ4
・
「アンタ、誰」
『あ、俺?
___松野おそ松。』
無線機の声の主は松野おそ松と答えた。
松野ファミリーの誰かだとは思っていたが、ボスがこんなふざけた声のようなやつだったなんて。
こんなやつに全滅させられたのかと、Aは深いため息をついた。
「ふーん、逃げなくていいの?
通信部隊の場所はわかるから私が殺しに行っちゃうかもしれないよ?」
すると、おそ松のケラケラと笑う笑い声が聞こえた。
何が可笑しいんだ。
と、疑問に思っているとまた松野おそ松の声が聞こえた。
『逃げるのは赤目の死神サンの方だよ
___その建物、数秒後には爆発するから』
今、Aは建物の地下にある中心部にいる。
嘘か真か考える時間はないと判断したAはフックがついたロープを上の階の柱に引っ掛け一気に登る。
そして、近くにある窓をピストルで撃って割り、そこから飛び降りた。
体をくるくると回転させ器用に着地したのもつかの間、爆破の時に飛び散る破片を食らいたくないため走ってその場を離れる。
すると、その2秒後には建物の至るところから爆発が起き、窓ガラスが次々に割れ、その数秒後には建物が全壊した。
『ほらね。赤目の死神サン
・・・まさか、死んじゃったかな?』
「は、死ぬわけないでしょ」
『さすが。そうこなくっちゃ』
まるでAが生き残ると確信したような様子で会話を進めるおそ松。
初めは声を聞き、大したことないやつだと判断していたが
___かなり強敵なのかもしれない。
232人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時