22朝はニガテ ページ23
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「おーい!!!」
「・・・・」
「起きてーA!!!朝御飯あるよ!!」
「・・・ねむ・・・連れて・・って」
「らじゃ!!」
そう言い、Aをおんぶする十四松。
朝。
きっと、Aの視界では彼の黄色いパーカーしか見えていないだろう。
Aは低血圧なようで、朝はとてもニガテ。
マフィアは夜型の生活を送っているため、そういう人も多くないが・・・。
と、再びAが眠りに入る前にダイニングに着いた。
「とうちゃーく!!」
「ありがと・・・」
「うおい、十四松!何、担いでんだよ!!
ずりぃーぞ!」
わーわー、と揉め始めたおそ松たちを尻目にAはまだハッキリ見えない目でキッチンへ向かった。
そして、目の前で光るキラキラしたものに驚いた。
「・・・何コレ?」
「あぁ、コレか?ジャムだが・・・」
「ジャム・・・?はじめて見た」
Aの発言にカラ松は驚いた。
Aの歳は10代後半。
この歳になっても、ジャムを見たことがないとは。
evilはこの、マフィア界の死神にどんな教育をしてるんだと心のなかで苦笑した。
「ご飯できたぞー!」
「飯〜、飯〜!」
「あ、僕持ってくよ」
誰もが朝食に目を向けているなか、ただ一人、Aは目の前のビンに入ったジャムに心を奪われていた。
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時