17ノーコメント ページ18
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「じゃあ、自己紹介とかやんねえと・・・」
「あ、待って。
ここのアジト、ピンセットとかってある?」
「あると思うけど・・・何に使うんだ?」
「銃弾、体に埋まったまんまだから取る」
・・・少し前にカラ松に撃たれた時に入り込んだ銃弾をAはまだ取り出してなかったのだ。
トド松が慌てて、殺菌したピンセットを持ってくると、ありがとうと短く礼を言い、いとも簡単に手錠を解いてピンセットを受け取った。
そして、驚くのも束の間。
何の躊躇いもなく、傷口にピンセットを差し込み、てこの原理で銃弾を抜き取った。
それに伴いAの肩には血が滲んだ。
「手錠を解くなんて驚いたよ」
「ていうか、あれだけの時間銃弾埋まってたら痛いよね。
なんで、そんなに平気なんだ?」
「あー、ノーコメント」
質問をした本人は不満に思ったが、Aはなに食わぬ顔であしをくくりつけているものも外した。
そんなとき、おそ松の笑い声が響いた。
そして、一言。
「お前、やっぱり面白れぇな」
おそ松以外の奴等は何で笑っているのか、理解できなかったがおそ松はとても愉快に笑った。
そして、ひとしきり笑ったところでチョロ松が仕切り直すように口を開いた。
「そろそろ、自己紹介しない?」
「さすが、ライジングシコスキー兄さん」
「おい、トド松っ!自己紹介の前にコイツに勘違いされるから!」
「よっ、シコ松!」
「おいゴラ、クソ長男殺すぞ」
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時