15私の条件 ページ16
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「私は松野ファミリーに_____入る」
Aは、はっきりとそう口にした。
そして、その発言に六つ子たちは驚く。
何せ、"説得した上で運が良ければ勧誘できる"ぐらいの気持ちで勧誘の話をAに持ち出していたからだ。
こんなにもアッサリ、Aを仲間に出来るとは・・・
数十秒たった今でも、皆驚きが隠せないようだった。
「そうか。じゃあ、
今日から、お前は松野ファミリーの一員だ。
よろしく___赤目の死神サン」
「よろしく。
ただ___条件がある」
「何だ?」
「1つ、私には戦闘員をやらせて。
まあ、処置とか手術とかはやるけど。
基本は戦線で戦いたい」
これはAは六つ子と対等な立場でいたいという思い。
"治療専門"となると何となく守られがちだし、
女だからって甘く見られたくない。
だから、1つ目の条件にはそんな負けん気な性格が出ているともいえるだろう。
「わかった」
「じゃー、2つ目。
私には反論と自由の権利を。
私は松野ファミリーに入るけど、何でも言いなりって訳じゃなくて嫌なことはやらない。
あと、収集されてないときも出来るだけ一人でいたいかな」
「それも許可しよう。
ただし、最低限のことはやれよ?」
「私、そこまでバカじゃないけど」
以上条件2つをAが提案したところで話は一旦、途切れたが今度はチョロ松がおそ松に耳打ちをした。
すると、おそ松は忘れてたかのように軽く咳払いをした。
「・・・お前の条件はのんだ。
だから、次は俺達が話す番だな」
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しゅーか - なんか似たような小説あるよね〜。 (2020年2月2日 16時) (レス) id: 769570c12c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅる | 作成日時:2016年4月29日 22時