【おそ松さん】マフィア界の死神I【マフィア松】 (ページ14)

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13私はevilの犬ページ14

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静まった空気の中、おそ松はおもむろに口を開いた。

「＿＿＿で、
お前を殺すわけだけど、アッサリ殺しちゃっても意味ないと思うから････」

「evilの秘密、全部吐いてくんない？」

へらっと笑うおそ松。

しかし、聞いていることはかなり残酷である。

･･･命が惜しいものは命と引き換えに秘密をバラすだろうが、Aはevilに10年ほど所属しているため早々バラさない。

だが、その分知っている情報も多いとふんだおそ松は秘密を聞き出す作戦に出たのだ。

･･･しかし、Aは迷った素振りなど一切見せず喋った。

「＿＿＿生憎、私はevilの秘密なんてもの一切知らないんだよね」

「そんなわけないだろ！とぼけるな！！」

「ほんとだってば

･･････私はevilの犬だから」

この発言に六つ子は驚いた。

Aぐらいの所属年数、そして戦闘能力があれば組織の中でもかなり上の位に位置するはずだ。

そんなやつが全く、組織の秘密をおしえてもらっていないなんてことはあり得ない。

そこで疑問に思ったチョロ松が尋ねる。

「･･･犬ってどういうこと？」

「evilでの私のポジションは、あくまで戦闘要員。

潰す集団をボスから聞いてただ潰しにいくだけ。だから、evilが何をやってるかなんて全く知らないよ」

おそ松たちから視線を外し、淡々と答える彼女の瞳は何故か悲しげだった。