【おそ松さん】マフィア界の死神I【マフィア松】 (ページ13)

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12ヘンタイページ13

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「ん･･･」

おそ松がAを鎖に繋げてから数時間後、Aは目を覚ました。

それと、同時に自分が置かれている立場について瞬時に理解する。

「(この手錠ぐらい解くの簡単なんだけどな･･･)」

と、思ったが声には出さず辺りを見わたして自分がどこにいるかを確認した。

＿＿流石は、松野ファミリー。
すぐには出られないように地下室に閉じ込めていたみたいだ。

少々逃げるのに面倒臭いため、Aははあ、と溜め息を着いた。

そして、それに気づいたのか同じ部屋にいた紫のシャツの男がAに近づいてきた。

「なんだ･･･起きてたの」

「どーも、紫色」

「まあ、とりあえず兄さんたち呼ぶから

･･･それにしても、結構綺麗な顔してるね」

ヒヒッ、と笑う紫色のシャツの男。

"綺麗な顔"というワードに反応したAは着けていた布が口元にないことに気付く。

それから、紫色のシャツの男は再度口を開く。

「一回、美人撃って殺したかったんだ」

「ヘンタイ」

「ヒヒッ、よく言われるかも」

拘束されている身でありながらも、世の中には変な人がたくさんいるものだなとAは思った。

そしてその時、階段を何人かが下ってくる音がした。

両手の自由は利かないが、Aはスッと身構える。

「お目覚めか＿＿＿＿。

気分はどうだ？」

「サイアクに決まってんでしょ。
こんなところだし」

「･･･言ってくれるねぇ」

おそ松、チョロ松、青いシャツの男、紫色のシャツの男。そして、さっきまで寝ていたトド松に加え、袖が他の人よりも伸びた黄色いシャツの男が地下室に揃った。

＿＿＿松野ファミリー全員集結だ。