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62話 ページ17

『家長。大丈夫か?』

とりあえず、怪我をしていないかどうかの確認を行う。バスの乗客は怪我をしているものもいるが、軽症なものがほとんどだ。

「うん、大丈夫。リキトくんは?」
『平気だ。清継達は?』
「外に出てるよ。早くでよ。」
『まぁ、確かに外に出てた方がいいか』

バスの外に出ると、真っ暗で懐中電灯がないと何も見えない位の明るさであった。

「痛いよー…」
「おかあさーん」

周りの子供達は不安で泣いている子、怪我で痛がっている子など様々だった。

『大丈夫?』
「しっかりして!」

けが人を安全な場所に寝かせる。必ずリクオ達が来てくれるはずだから、それまでにガゴゼから守らなければならない。

『家長、清継、こっちへ来て。そこは危ない』
「え?きゃあ!」
「い、家長くん?びっくりするじゃないか、リキトくんがいる方へ行こう。」
「あ、うん、でも人影が・・・」
『家長。どうした?』

家長の悲鳴があり、そっちに行くと、懐中電灯を照らす。そこにはガゴゼの部下達がいた。

「なんか、おかしくないか?」
「清継くん。あれなに・・・?」
「さ、さぁ?」
『っ・・・』

まずい。その言葉が頭をよぎる。清継達の前に出ると、部下の1人がボソリと結構生き残ってると言っていた。

『ちっ・・』
「ね、ねぇ。」
『家長、清継達と俺の後ろに隠れてくれ』
「で、でも!」
『大丈夫。耳塞いどきな。』

引き止める家長達を置いて、前にでる。すると、ガゴゼが声を出した。

「おやおや、貴方様はリキト様じゃありませんか。リクオ様はどちらへ?」

いつものの声でご機嫌にそう言い放たれた。

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ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 教えて頂き、ありがとうございます<(_ _)> (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 本当ですね。すいません、訂正します (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - あの、69話と70話なんですけど、良奴ではなく、奴良ですよー (2019年3月9日 12時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - 雀さん» ありがとうございます!そう言って頂けると物凄く嬉しいです!頑張りますのでどうぞこれこらもよろしくお願いします (2019年2月18日 22時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい! (2019年2月17日 13時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりかめ | 作成日時:2019年2月11日 14時

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