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風呂から上がって髪を乾かしていると、またケータイが鳴る。



健からのLINEだ。





【下にいるよ】




【行くね】





ドライヤーを置いて部屋を出る。









エントランスまで来ると、健が見えて、手を振った。





「あれ?風呂入ったの?」




『うん。昨日そのまま寝ちゃって』






「ドラマお疲れ様、なんか俺も安心した、」




エレベーターの中で頭を撫でられ、キスをする。


健の唇がだんだん下に降りていくと、エレベーターの扉が開いた。




『…ここじゃ、だめでしょ。』





健はすっかり、狼の目をしていた。

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作者名:すずりょ | 作成日時:2020年5月12日 17時

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