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シンタローside
モモ「というわけでして…………」
10分程前、仕事に行っていたはずの
大人気高校生アイドル・如月モモこと、俺の妹モモは、
アジトの扉を壊れそうな程に勢い良く開け放ったかと思えば
『アイドルになって下さい!』
なんて言い出した。
アイドル?芸能活動?お前ヒキニート舐めてんのか
できるわけねぇだろ
シンタロー「というわけでして…………じゃねぇよ!無理に決まってんだろ!」
その時、手に持っていた携帯がブブっと震えた
エネ「なにいってんですか、ご主人!「アイドルになる」、この一択しかないでしょ!」
カノ「そうだよ、シンタロー君!脱ニートできるんだよ?」
シンタロー「俺はヒキニートのままでいいんだよ!」
くそ……このままじゃ強制的にアイドルにされちまうぞ…………
そんな中、俺の視界の隅に白いモコモコの塊が見えた
マリー「無理だよ………アイドルなんて……」
(救世主キターーー!)
そうだ、ここにはマリーが居た!
マリーが泣きながら嫌がってんだ、流石のアイツらも無理矢理なんてしないだろう。
はっ…………!俺の勝ちだ...
エネ・カノ『こんな時は、つなぎさん!/セト!』
セト「はいっす!」
セト!?一体何をする気なんだ!
爽やかに返事をしたセトは、素早くマリーに駆け寄った
セト「マリー、無理じゃないっすよ!皆がついてるっす!」
マリー「セト……。そうだよね!私頑張る!」
セト「偉いっす、マリー!」
マリー「えへへ」
はぁぁぁぁぁぁ!?!?
こ、これがリア充の力……!?←
裏切ったな……マリー
シンタロー「裏切り者ぉぉぉぉ!!」
キド・ヒビヤ『うるさい』
エネ「さぁ!もう逃げ場はありませんよ!」
カノ「ではでは〜、アイドル活動やる人は挙手ー」
全−シンタロー『(挙手)』
コノハ「シンタロー……やろう?」
シンタロー「だから無理だって…………」
すると、コノハは今にも泣き出しそうな目で俺を見つめ
コノハ「やりたく……ないの…?(泣)」
シンタロー「あああ!分かったよ!やりゃいいんだろ!?」
コノハのウルウル涙目に俺はあっさり負け、
遂に俺もアイドルになる事になってしまった。
モモ「お兄ちゃんありがとう!...てことで、明日さっそく事務所に挨拶に行きますよ!」
あぁ、俺、ほんとにアイドルになるのか……
モモの言葉は、未だ半信半疑の状態だった俺に「アイドル」という自覚を感じさせていた。
これから忙しくなりそうだ……
でもまぁ、案外つまらなくないな
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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革ベルト
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8
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のん(プロフ) - ありがとうございます!(*´▽`*) 期待に応えられるよう、頑張ります! (2016年11月3日 21時) (レス) id: b515295a34 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 新作期待です! (2016年11月3日 21時) (レス) id: 63d22d6a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん | 作成日時:2016年11月2日 16時