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上手く笑えているか不安だ。消えてしまいたい。
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月島「ねぇ」
「んー?どうしたの??」
月島「学校と少し違う気がするんだけど」
「緊張してるのもあるからだよ。そんな目で見ないでよ。」
月島くんは私をジトーとした目で睨みつけてくる。
今は私と2人きりで自販機の前にいる。
人が来そうなので私の中にまでズケズケと踏み込んで来ないで貰いたい。ポロッと出してしまいたくないから。
「明日の朝はね、アップルパイなんだよー。甘いの好き??」
月島「話を逸らさないで。山田がいないからなの?」
「みおり??どうして?」
月島「もういい。早く寝なよ」
月島くんはため息をついて暗闇に消えていった。
別に隠すことは無いけど、言いたくないだけ。
身体にある傷も心の傷も、全部全部私ひとりで背負っていく。これが私の当たり前だから。
「これで仕込みは大丈夫っと。」
夜中の12時過ぎ。やっと朝と昼の仕込みが終わった。
夜のうちに1回炊いておいて、冷ご飯にする。それをお昼にチャーハンとして出す。朝は炊きたて。アップルパイはデザート感覚で食べてもらうので、リクエストしてきた不良さん以外はミニサイズ。
「あと3時間後に起床か、、、、。お風呂入ったらキッチンで寝よ」
ササッとお風呂を済まし、パジャマではなく明日の服を着て、スマホにタイマーを設置しておいた。
これで寝坊はありえない。
机の上で腕を組み目を瞑った。
朝、食堂にタイマーが鳴り響く。朝の5時。7時には全員起きて食堂へ入ってくる予定らしいので、急いでレンジをフル稼働して焼く。
「大きいのは最後かな」
スクランブルエッグとポテトサラダ。焼き鮭を添えてお味噌汁も温める。ご飯もスイッチを押し炊き始めた。そうしないと間に合わない。
私はおにぎりを頬張りながら、レンジを眺める。
美味しいかな。
7時少し前には全ての準備が終わり、マネージャーさん達が選手を起こしに行った。女子が男子の所に行っていいんだ。へー。
そう思いながらも、お味噌汁をお椀に入れていく。白米は各自自由に入れてもらう。量があるから。
焼けたアップルパイの粗熱も取れたので、机の上に置いていく。
木兎「今日の朝飯も美味そう!!な!あかーし!」
赤葦「木兎さん、少し静かにしましょう」
梟谷の選手から始まり音駒で終わった。全員が席に着いたあと一人だけ何も無い席がある。それは音駒の座る席。
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月花(プロフ) - 10話に家に痛くないって書かれてるんですけど、居たくないじゃないですかね?💦 (2021年10月13日 5時) (レス) @page11 id: 9a5d2125ff (このIDを非表示/違反報告)
しらすどん - 更新停止、、、、、悲しい(´・ω・`) (2021年9月23日 12時) (レス) @page45 id: d0d136fad8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃる - 久しぶりの更新!!ありがとうございます(*´∇`*) (2021年2月28日 0時) (レス) id: 5fb2e1dfb9 (このIDを非表示/違反報告)
しあ - 大丈夫ですか? (2021年1月16日 0時) (レス) id: acd24f905b (このIDを非表示/違反報告)
黒白の猫 - お母さん………かなり終わってますね………(後々いいキャラになるのであればごめんなさい!)楽しみにしてます! (2021年1月7日 19時) (レス) id: 31931ea102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まきを | 作成日時:2020年3月16日 0時