14話。 ページ14
前回の話、めちゃ雑ですみません…、文字余裕なくて<(_ _)>
――
生徒会委員が皆解散し、私も帰る支度をしていた。
「そうだ。副会長、」
そんな時、会長が私を呼ぶ。
「この書類を職員室に……いや、今日は俺が持っていく。」
『は?』
いつもは偉そうに早く行けという会長が、今日はどこか違う雰囲気だった。
私に優しくしている?いや、逆に変だから。不自然すぎる。
「いつも押し付けてしまっていたからな、今日は俺が行くよ。」
にこっと微笑んで書類を運ぼうとする会長。
ありがとう、と素直に言うべきところなのだろうが、私はなぜか会長を止めた。
『待って会長。どしたの?不自然、なんか企んでるの?』
「いや、これは俺の意志だ。黙って甘えときゃいいだろ。」
『…いや、なに会長アピールしてんの?らしくないからっ!ほらいいから貸して!!』
「え、あ、ちょっお前」
私はさっと会長から書類を取り上げ、職員室に向かって歩き出す。
・
『で?なんでついてくるの。』
「フッ、申し訳ないと思ってな。」
『イヤ余計目障りだから。』
1人で職員室に向かうはずが、黙って後を追ってくる会長。
さっきからじっと私見てるし…本当やりずらい。
『気なんて使わなくていいから。会長はお先に帰ってくださーい』
「まあまあ、そう照れるな。」
『いやマジで帰ってください。』
振り払おうとするにも、なかなか帰ろうとしない会長。
今日は一体どうしたんだろうか。
「あ、さてはお前、相当なドМか?w」
予想外の回答をした会長。
『え、は?何言ってんの!そんな訳ないじゃん。』
「いやいや恥ずかしがらないで本性を明かしてくれていいんだぜ?ドМ女子。」
『違うから!!!やめて変なこと言うなさっさと帰れ!!!!』
言い殴るかのように怒鳴りつける私。
何を言い出すんだ。ドМとか、あるわけないだろ。
「じゃあオレはついていっても文句はないだろ?」
『っ…。』
・
「フッ、遠慮しなくても、このオレは会長だろ〜?素直になれよ」
『うっ…』
にこっと裏のない笑顔をする会長、いや、松野くん。
その姿を見ると、なぜか自然に、言う事を素直に聞いてしまう私も馬鹿なんだろうけど…。
・
『…ありがとう。……馬鹿。』
小さな声で言った。
気を使ってくれたことと、
分からないだろうけど、いつも楽しませてくれてることに。
155人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
殺鬼 - 無茶苦茶面白いです!応援してます (2018年7月30日 13時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
妄想腐女子 - すんごーーーーく面白いです!!更新頑張ってください!!応援してます!(●'д')bファイトです (2018年5月21日 21時) (レス) id: a872ecfe91 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - カラ松君が生徒会長の学校は毎日が楽しそうですね!カラ松君の優しさにスッゴくキュンってきました!続き待ってまーす! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
キラ松(プロフ) - 吉野さん» ありがとうございます!最近全然更新できずに申し訳ありません…、亀更新な作者ですがこれからもよろしくして頂けると嬉しいです!! (2018年3月29日 16時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
吉野(プロフ) - ずっと見てました!頑張ってください! (2018年3月10日 10時) (レス) id: dfe11901a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:キラ松 | 作成日時:2018年1月4日 18時