9話。 ページ9
『確かにそうですね』
「「「!!!?」」」
颯爽とした表情で言った。
「…は?な、何開き直ってんのよ、」
「い、意味わかんないんだけど」
『今期生徒会長は顔だけで選ばれた。』
「え、お前そんなこと堂々と言っていいの?w」
「あとで私らチクッちゃうよ?w」
『だから私はこんな雑用を自分の意志としてやっているんだ。』
・
『たかが服装、なんで直せないんだ?』
さっきと打って変わっての態度と口調。
表情さえも、生徒会の怖さがにじみ出ている。
「なんでそんなルール守る必要があんの?」
「どうでもいいじゃん〜」
「面倒くさーい」
・
『なに?もしかして好きな子でもいるの?』
「「「は、はぁぁああ!!!?」」」
予想外の質問にその場にいる全員が驚く。
何言ってるのA、と役員のみんなも言う。
・
「い、いるわけないじゃん、…」
「ってか今全っ然関係ないしッ…?」
「いても言わないし〜…」
明後日の方向を向いて、照れ隠しのように3人は言う。
『好きな子いるから、お洒落したいんでしょ、』
「ち、違うわ!!」
「なに勝手に妄想してんのッ」
「マジキメェ」
『3人は化粧なんかしなくても可愛いよ。』
・
「「「は?」」」
「ど、動揺作戦w?」
「わ、悪いけど聞かないんだけどw」
「な、にきれいごと言ってるのウケるわw」
『明日一回だけ、化粧なしで来て見てよ、嫌ならまず髪の毛だけ直して。』
「な、なんで指図されなきゃなんないのさっ」
『本当のことだからじゃん。』
そう言い続けると、3人も少し照れている様子。
頬を赤く染めている3人。役員の皆も、格好良いとAに向けて思う。
『明日、潔く髪だけでも直してよ、その方が絶対可愛い。』
「マジで…?」
「本気で言ってんのよね…?」
『そうだって言ってるじゃん。』
笑顔でAは言った。
すると、じゃ、じゃあ明日だけ…と、言いだした。
周りもさすがだAちゃん、と言い出す。
『だからもし、明日直さなかったら、』
・
・
・
・
『―――全員、歯食いしばれ。』
「「「ッ」」」
さっきまで余裕な表情の3人も恐怖に追われる。ただにっこりと笑うAを見るなり身震いしている。
流石の会長も驚きが隠せないようだった。
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殺鬼 - 無茶苦茶面白いです!応援してます (2018年7月30日 13時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
妄想腐女子 - すんごーーーーく面白いです!!更新頑張ってください!!応援してます!(●'д')bファイトです (2018年5月21日 21時) (レス) id: a872ecfe91 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - カラ松君が生徒会長の学校は毎日が楽しそうですね!カラ松君の優しさにスッゴくキュンってきました!続き待ってまーす! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
キラ松(プロフ) - 吉野さん» ありがとうございます!最近全然更新できずに申し訳ありません…、亀更新な作者ですがこれからもよろしくして頂けると嬉しいです!! (2018年3月29日 16時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
吉野(プロフ) - ずっと見てました!頑張ってください! (2018年3月10日 10時) (レス) id: dfe11901a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キラ松 | 作成日時:2018年1月4日 18時