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『私、年上が好みなんです。』


相手の気持ちも考えず、そんな事を言ってしまった。
決して悪気があるわけじゃない。年上がいいな、何て最近思っているのをつい言ってしまった。

即座に否定しようとしたが、それより前に三郎君が言葉を発した。



















「…いち兄の事、好きなの?」







彼は小さな声で呟く。一郎先輩は憧れであって、好きとかじゃない。
けれど彼は下を向いて俯いている。可愛い。
って、今そんなこと思うな馬鹿




『それはないよ。一郎先輩は憧れ』
「で、でも!あんたが話せる異性で年上何ていち兄しかいないじゃないか!!」
『さりげなくディスってないそれ!?』



















「…あんた何かがいち兄の隣に並べる訳無い」
『自覚してます』
「…大体、あんた何か好きになる男絶対いないから!」
『前世から知ってるわ』
「…。」




彼は少し言葉を詰まらす。



『てか、それ分かってるなら何で私がいいのさ』
「は?いきなり何」
『三郎君なら絶対いい彼女出来る』


私はに、と笑みを見せた。
だが大して彼は拳を握りしめ歯を食いしばる。だんっ、と音を立てて立ち上がったかと思うと、私に近づいて勇ましく言う。



















「今は俺の事じゃなくて、あんたの事でしょ!!…ねぇ、なんで僕じゃだめな…」
「おー、悪いまたせたな二人共!」









三郎君が言葉を言い終える前に、仕事を終わらせた一郎君がこの空間に割って入ってきた。
どうやらそれで落ち着いたのか三郎君もふい、と向きを変えては身支度を始めた。



















「先に帰ってくれてて良かったのに悪いな…ありがとう!」
『いえ、お気になさらず!』








店を閉め、三人で外に出る。

途中まで同じ帰り道、いつも3人で小話をしていた。









だが三郎君は全然口を開かず、





その日は一言も話さないまま終わった。














―――
いちろーくん口調迷子申し訳ありません…!!

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ふくふく堂(プロフ) - 姫羅さん» 遅れてすみません、わざわざレス返ありがとうござます!m(__)mこれからも待ってます! (2018年12月1日 13時) (レス) id: ad3c98ebf0 (このIDを非表示/違反報告)
姫羅(プロフ) - よもぎさん» ありがとうございますありがとうございますありがとうございm((()応援超元気出る…!!めっちゃ嬉しいです頑張りますまじでありがとうございます(((( (2018年11月13日 21時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ - まだ少ししか読んでないけどこの作品大好きです(((いやもうほんとに好きでs(((((更新頑張ってください応援してますッッ!!! (2018年11月13日 21時) (レス) id: b0cfe9efb2 (このIDを非表示/違反報告)
姫羅(プロフ) - ふくふく堂さん» ありがとうございます!!(あら、今すぐに嫁に行くわよ((わわ、本当ですか!?嬉しいですありがとうございます!!!やや、神なんて勿体ないお言葉…ありがとうございますすす!!!(泣) 更新頑張ります!!面白いコメントありがとうございました!!(笑) (2018年11月13日 0時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
ふくふく堂(プロフ) - 初見失礼します。題名から好きです((唐突 あと姫羅さんを嫁にくださ() 面白いじゃ済ませないですが面白いです!語彙力ないのは姫羅さんの神文才のせいですから。((は すいません。 更新楽しみです!!! (2018年11月12日 23時) (レス) id: ad3c98ebf0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫羅 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年11月12日 23時

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