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今回､手合わせをするのはシャオロンではなかった｡
「よろしくお願いします！！」
「…お願いします」
今日の相手は…確か､元気の良かったコネシマくん｡
綺麗な水色の瞳をキラキラさせてこちらを見てくる｡
うっ…まぶしぃ…
「なぁなぁ！なんて呼べばいいん？」
「…ちゃんと自己紹介していなかったな､すまない｡私はエペ･ゼルドナ･グラディウス｡好きに呼ぶといい」
「マジか！じゃあ…ゼルドナで呼ばせてもらうわ！」
おぉう､新しいな｡
それで呼ぶ人はそんなにいないからなぁ…珍しい｡
「そういや､ゼルドナは何処までできるん体術」
「強いと思うぞ｡何せ､兄の予備として育てられたからな｡そこそこじゃ､兄の代わりは務まらない」
てか今考えたらあの人達オズワルドが死ぬ前提で俺の事育ててんだよなぁ｡
怖や怖や…結婚する気は無いけど､もし結婚して子供産んだらそうならないようにしよ(フラグ)
「…お前も第1コミュニティ壊れてんのか」
「だ､だいいち？」
「家族の事やねんけどな､俺は壊れとってん｡だから､グルッペンとこに拾ってもらったんよ」
ネグレトとかなのかな？？？？おばちゃんわかんないよ…
でも､この話したコネシマくんの目から感情が消え去ったので何も言わないようにしマース(白目)
「お前はどう思った？」
「な､何がだ？」
「そう育てる親のこと｡お前自身のこと見とらんかったんやろ？」
氷のようだ､そう錯覚させる水色の瞳｡
さっきとは全く違う雰囲気に飲まれそうになるが､少し息を吐いて口元を緩める｡
「別にどうも思ってない｡結果的に強くなれたし､時期当主は兄だからな｡いらないと言われれば何処かで静かに過ごすさ」
出来れば早々に隠居したい｡
そう言ったゼルドナは遠くを見つめていた｡
澄んだ青緑色の瞳に､白銀の霞がかかっている。
表情にも苦痛のようなものはなく､意外にも穏やかなものだった｡
「…まぁええわ｡やるか」
「あぁ」
話しながら準備運動はしていたから､このまま試合に挑める｡
「来いや､ゼルドナ｡本気で相手したる」
「勿論だ」
空気が張り詰める｡
そしてどちらともなく前に出た｡
ドサッと､倒れる音が響く｡
いやー､ギリギリだった｡
「っ…クソッ…！」
「はぁっ…勝負あったな」
仰向けに大の字で倒れているコネシマくん｡
両腕を目元辺りで交差させていて､口を歪めているから､かなり悔しそうだ｡
「…動きが単純すぎる」
故にオバサンから烏滸がましいがアドバイスじゃ｡
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東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！主人公､かっこいい…？？？頑張っていきたいと思います！！！！ (2020年8月8日 14時) (
レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 面白いです！主人公がカッコいい､､、！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月8日 13時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！はっ…(゜д゜)そうだったんですね…！30代=アラサーだと思ってました…アドバイスありがとうございます！修正しておきます…！ (2020年8月8日 6時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
あららぎ(プロフ) - めっちゃ面白いっすね！時間忘れて読んでしまう……あの、一つ気になったんですが、アラサーは30前なので、36歳はアラフォーかな…と。突然すんません！去ります!! (2020年8月8日 0時) (レス) id: b974365cb5 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！100文字以内だからいいんですよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年8月6日 20時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2020年7月21日 15時
