総統及び幹部の婚約者達の専属従者になりました (白目)編 【w！】

一日目終了 ページ6

「はぁぁぁぁ………………」

天秤付きの､ふっかふっかのベッドに沈み溜息を吐き出す｡
何だこのベッドガチで沈む｡

「…もっと厳しいの想像してたけど､何だかなぁ…」

ぐるん､と体の向きを反転させ､天井を見る｡
てかこの装飾はちゃめちゃに好みどストライクなんだが？？？
誰だ教えたn……クソ兄貴＾＾

とりあえず､明日の予定を確認しよう｡
ナイトテーブルに置いておいた手帳を開き､パラパラと捲る｡

まずは朝食後に婚約者の皆様とご挨拶｡
その後､幹部の皆様にご挨拶｡
…あれ午前中で全部終わる？？

虚無虚無プリンになっていると､ピコン､とロボロ様から貰った方ではなく､自分が持っていたスマホが鳴る｡
見ると､兄からであった｡

「何だこの野郎」
『酷くね？？』
「部屋の趣味教えたの兄貴だろ」
『小物だけだよ､あとは父さん』
「おとん………」

思わず頭を抱える｡
いや…ファンシーなピンクとかフリルとか無いだけマシか…？
うんそうだな､マシだな(遠い目)

「で､なしたの」
『明日のご予定は？』
「午前中に全部終わるよ」
『じゃあ昼飯奢るから午後付き合え』
「何に？？」
『訓練と俺の部下と顔合わせ』
「なんて？？」

いやうん､なんて？？？

昼飯奢る→分かる､ありがたい
訓練→うん？
部下と顔合わせ→はぁ？？？？

「はぁ？？」
『ガチトーンじゃんやば』
「いやいやいや…はぁ？」
『さてはお前頭､』
「パーン＾＾」

ったりめぇだろこの野郎＾＾

『…まあ取り敢えずおめでとう会をしたいから午後は空けとけよ』
「おめでとう会」
『昔世話んなった人も今部下になってるからさ､会いたいんだと』
「そっちが本命では？？」
『…たしかし』

このクソ兄貴｡
まあ…お世話になった人がいるなら会いに行った方がいいか｡
一応､オスマン様にも言っておこうか…？

「オスマン様にも報告しておいた方がいいかな」
『なして？？』
「ちょくぞくじょうし」
『言おうな､多分チャットあるからそっちでもいいと思うぞ』
「かしこま」
『まこしか､じゃ､ゆっくり休めよ』
「うん､兄さんもね」

電話を切り､通話チャットなるものだと説明書に書いてあったアイコンをタップする｡
ひえ…なんて送ろ…



オスマン：カイリちゃんちょっとええ？


「ひぇ」


カイリ：こんばんは､オスマン様

オスマン：はい､こんばんは
オスマン：明日の午後､ノヴァくんとお昼食べるん？





兄貴ぃぃぃぃ…！！！

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