【イナGO】stay foolish 番外編 2

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｢ま、まだ挨拶しかしてないのに…！！｣



｢さすがヒロトさん、手強いわね…｣



『神童先輩だよ？』



真剣な顔で審査する葵に思わずツッコミを入れる。早く終わってくれないかな。




｢神童、ちなみに決め手は？｣




｢柄が悪そう｣



霧野先輩に聞かれて神童先輩が答える。確実にこの場で一番可哀想なのは京介だ。



｢Aちゃんほら、続けて｣



『み、見た目怖いけどいい人なんです…』



｢どういうところが？｣



『えっ、えっと…』




一瞬で言葉を返してくる神童先輩に思わず口篭る。こんな神童先輩知らない。私はいつも優しくてニコニコしている神童先輩しか知らない。ちなみに京介は、そんなに顔怖いのか？と、心外そうな目でこちらを見ていた。




｢ないのか。｣



『ちょ、ちょっと待ってください…！！』










『えっと…一緒に歩くと車道側を歩いてくれるとことか、それから…、荷物持ってくれたりとか…、意外に周りを見てて気を遣ってくれるとことか…、』




『えーっと、それから…』




『顔がかっこいい…！』



どうにかヒロトさん、というか神童先輩を説得しなければと考え、下を向いて首を捻りながら話していると、横から｢もういい｣と聞こえた



思わず聞こえた方を見てみると、京介は少し赤くなった顔を手で隠していた



葵が考えたおふざけに、私は一体何を本気に考えているのだろう。



自分がやっていたことに羞恥を感じ少し顔が熱くなる



『い、いや今の演技だから…！演技だから…！！』



｢どうだ神童？｣



｢まあ、ヒロトさんなら許可するかもしれないな。俺は許可しないけど。｣




｢Aちゃん！これでいつヒロトさんに紹介してもバッチリね！｣



｢やっぱりAには、ヤンキーより御曹司の方が似合うと思うが…｣











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リクエストありがとうございました〜！！☆*。

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