【イナGO】stay foolish 3

テレビ局 ページ44

ホーリーロードが終わった


新しい聖帝は響木さんとなり、就任演説後最後の仕事としてフィフスセクターを解散することになった


神童先輩も無事に復帰し、天馬も生き生きと指示を出せるようになっていた



そんなこんなでドタバタが終わり、今日は部室でパーティーのようなものをしていた



秋さんが美味しそうな食べ物をいっぱい作ってきて、早速食べようと思うと、誰かに袖を強く引っ張られた



『わっ』


｢おい、早くしねぇとテレビ始まるぞ｣



マサキにそう言われ、そういえばそのためにみんなお行儀よく座っているのだということを思い出す



そうなぜなら今日映るテレビは、先日ホーリーロードで優勝した雷門の特集なのだ



マサキに急かされ、葵の横に座るとその横に京介が座ってきた


『あれ、京介もこういうの見るんだね』


｢仕方なくだ、天馬達に言われたからな｣






｢私、Aちゃんが好き！すっごく可愛いの！！｣


テレビ内から聞こえてきたちびっ子の声に思わず驚く





『え、私…？』



｢試合の時に見てたら、すっごい可愛い女の子がいて、近くにいた赤い髪のお兄さんが『あれはAって言うんだ
よ』って教えてくれたの！！｣




『ヒロトさん……』



なんとなく誰が言ったか予想がつき頭を抱える




というか、これは好きな選手をちびっ子達が答えるコーナーなのに私の名前を出すなんて……



頭を抱える私を見てほかのメンバーも苦笑いしていた



｢褒められてるぞ｣


『京介もかっこいいって言われてたじゃん…』





『あれ、マサキ名前呼ばれた？』


｢呼ばれてねぇよ！！｣






｢雷門イレブン強さの秘密その2！選手を支えた女神たち！｣




アナウンサーさんの言葉にそういえば写真とか撮ったな…と思い出す



あの時なんで撮られたのかいまいちよく分かってなかったけどもしかして紹介されるのではないかとドキドキしている



｢私たち取材班は雷門イレブンを支える女神たちに強さの秘密を見つけました！｣

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