Pの実見~その3~ ページ9
俺はようやく見つけた殺虫剤みたいなものを持ち部屋へと向かった
「川上!!、Aちゃん!!遅くなってごめんね!ちゃんと見つけて来たよ!・・・・え?」
勢いよくドアを開け話した俺
見つけた興奮も冷めやらぬ中、俺が見た光景は衝撃的過ぎて、え?という言葉が漏れ出たぐらいだ
真逆Aちゃんが川上の口を塞いでいるとは・・・
え?そもそも何で川上、Aちゃんに手で口塞がれてるの?
俺が混乱に陥っている間に川上のもとを離れこちらに来たAちゃん
これ俺怒られるやつ?
「福良さん」
俺を呼ぶAちゃんの声が何時もより小さく控えめに聞こえる
俺にとっては嵐の前の静けさみたいなものを感じる・・・気のせいか?
俺が身構え・・・というか、色んな意味で動けないでいたら、Aちゃんが俺のすぐ傍まで来ていた
「え?Aちゃn」
驚きを言葉にしたら、途中でAちゃんの人差し指だけ俺の口の近くで立てられた
「ごめんなさい。少しお静かにお願いします」
色々と衝撃的過ぎて俺がついていけてないでいる間にAちゃんがこの部屋の電気を消した模様
3分か5分かわからないけど、ほんの少し時間が経ったみたいで、Aちゃんがガラガラと窓を閉める音で正気に返った俺
「え?何?え、どういうこと?え?え?」
訳が分からない俺に申し訳なさそうな顔をしたAちゃん
「ごめんなさい。福良さんと川上さんに何も説明せずにすみません」
Aちゃんに謝られても何も掴めない
「え、いや、謝らなくて大丈夫だけど説明が欲しい」
「・・・そうですよね。この部屋に蜂が入ってきたことを川上さんに教えて頂いた後、騒いでいると蜂は興奮するといった、昔聞いた話と先生が前やっていた追い出し法を思い出しまして」
その後Aちゃんは、川上に落ち着くよう言ったが言葉も止まらずダメで、手で川上の口を無理やり抑えることで物理的に黙らせたらしい
丁度そのタイミングで俺が部屋に来たが、俺にも静かにして欲しくて、シーっとサインを送り、部屋の電気を消して蜂が外に出るまで待ってから窓を閉めるに至るみたいだ
「たまたま間違いで入ってきたのに、殺虫剤とかは忍びなくて」
などと最後は苦笑い気味で話を締めたAちゃん
なんか、もう何から言っていいのか分からないが、言うとすれば伊沢と同じく
さっさとくっつけばいい
前の俺の思いは撤回!
距離感云々も含めて、もう「恋人」でいいんじゃない?
ん?川上?机の近くで顔を紅くして固まってるよ?
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宵闇の猫(プロフ) - あいく-Qさん» 感想コメントありがとうございます!!!めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!主人公のイケメン具合と乙女感ある灘俺さんをお届けしたいです!!!これからも、更新を励みます!!!何とぞ、この作品をよろしくお願い致します┏○ペコッ (2020年3月30日 22時) (レス) id: d2d000c1ad (このIDを非表示/違反報告)
あいく-Q - コメント失礼します。小説の内容とイケメン女子な主人公&オトメンな川kmさんが好きで、いつも楽しく読んでいます!これからの更新を楽しみにしていますっ!!! (2020年3月30日 3時) (レス) id: a3a0d25048 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇の猫(プロフ) - 感想コメントありがとうございます!!めっちゃ作者の励みになります!物凄く嬉しいです!(´ω`)これからも、ゆっくりですが更新しますので、この作品をよろしくお願いいたします(´˘`*)┏○ペコッ (2020年1月14日 1時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
tk - すごくおもしろかったです!これからも更新待ってます! (2020年1月12日 19時) (レス) id: e7e3e61404 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇の猫(プロフ) - 感想コメントありがとうございます!!このコメントを貰ってめっちゃ喜びました(´ω`)物凄く嬉しいです!!作者の励みになります!応援に報いれるように頑張ります( ̄^ ̄)ゞこれからもこの作品をよろしくお願いします┏○ペコッ (2019年12月30日 22時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇の猫 | 作成日時:2019年10月1日 4時