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番号の話 ページ7

「向こうも終わったみたい。皆もう戻ってるらしいし、アジトに戻ろうか」

「ああ」

「もちろん、貴女も」

『はい』


コツコツと、私達の足音が響く。
周りは血の海。それを見ても、特に何も思わない。見慣れてしまった。


『ところで六つ子と仰っておりましたが、カラ松様とチョロ松さんは何番目なんですか?』

「俺は二番目だな。」

「僕は三番目です」


二人は自分の数字を指で表しながら答える。


『ご兄弟はどのようなお方で?』

「兄貴は…一言で言えば本当に頼れる人…か?」

「そうだね。一番安心して背中を預けられるかな。
いつもクズだけど、その割に僕らのことを一番見てくれてる。」

『…へぇ、』


それは、とてもいいお兄さんなんだろうな。
いつもクズっていうのが無くなればいいんだけど。

私にも兄が居る。
でも、あまり一緒に暮らせていなくて、いつも電話で話をする。

頼れるけど、もっとそばに、隣に居てくれる兄が欲しかった。


『…お兄さんのこと、大事にしてあげて下さいね』


私がそう言えば、二人は照れくさそうに肯定した。


「あとは弟か。あいつらは可愛らしいぞ」

『可愛い?』

「ああ。俺には冷たいし、あまり素直じゃないがとても良い奴だ。それでいて時折甘えてくるのが本当に可愛い。」

「カラ松は甘えられたこと無いけどね」


あるとしたら意識が無い時くらい。

と、チョロ松さんが小さく言う。


『本当に、可愛らしい弟様方なのですね』

「フッ…ああ、早く会わせたいよ」

「ちょっと曲がっている奴も居ますが、きっと気に入ると思いますよ」

『ふふ、貴方がたの弟様なら嫌いになんてなる訳ありませんわ』


私がそう答えれば、二人は目をパチパチさせて、でも嬉しそうに、そっか、と呟いた。


「あ、そろそろです。」


ほら、そこの。
と言って指を指した方向には、私の屋敷。


の、隣にある、屋敷。


『え…ほ、ほんとですか?』

「ほんとほんと。」

「カラ松girlが囚われている間に引っ越しをしておいたんだ。」

『一ヶ月で私の屋敷と同じほどの大きさの建物が建てられるんですか?』

「俺のbrotherならできるのさ。」

「俺たちの、ね。」


…いや、超人ですか。




そう笑って、屋敷の中へと入った。

6つの色、12の目→←赤面とトキメキ



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黒梨(プロフ) - おらっちさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです〜!がんばります! (2016年6月20日 22時) (レス) id: 718fa49758 (このIDを非表示/違反報告)
おらっち - 私もカラ松の声が大好きなので、すごく主人公に共感しながら読ませていただきました!頑張ってください! (2016年6月20日 22時) (レス) id: 7dee3cf99d (このIDを非表示/違反報告)
いちごれんにゅう - 黒梨さん  はい!ドドドストライクです!  そ、そんな…!私なんかに好きって言われて墓入りしないでくださいー!!(;´・ω・`)   はい!じゃあ普通に待機していますw (2016年2月22日 1時) (レス) id: 8b9736004b (このIDを非表示/違反報告)
黒梨(プロフ) - いちごれんにゅうさん» コメントありがとうございます!まじですかドストライクですか!!すきと言われて墓入りしそうなほど嬉しいです!風邪を引かない程度にお待ち下さい…頑張ります! (2016年2月21日 22時) (レス) id: 4e0232354b (このIDを非表示/違反報告)
いちごれんにゅう - ヤバいです…ドストライクです…黒梨さんのこの作品めっちゃすきです…!設定も好きですし六子のしゃべり方…キャラ…!めっちゃ大好きです!更新全裸待機(笑)して待ってますw頑張ってください! (2016年2月21日 21時) (レス) id: 8b9736004b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆかり | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2016年1月20日 22時

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