出来ること ページ12
「…でさ、思ったんだけど…」
『はい？』
「Aちゃんの地元ってさー、ぶっちゃけどこなの？」
いきなり真剣な顔をしたかと思えば、そんなことか。
『北海道ですよ。北海道の札幌。』
「おぉ…！北国…！」
「しかも都会…ﾌｯ…カラ松girlに合ってるぜ…」
『でも田舎の方ですから。あんまり都会って程でもありませんよ』
「…そうか…」
「雪ってどんなのなのー？！」
『雪ですか？雪はですね…』
「ちょ、ちょっと待って！」
わいわいと話す私達の合間にチョロ松さんが入り込んで声を上げる。
「要するに僕ら、これから一緒に住むんでしょ？！」
焦りながらも、少し赤みを帯びた頬で問われる。
「だな。」
それがどうした？ときょとんとした顔で聞くおそ松さんにチョロ松さんは、
「いやいやいや！！部屋とか！役割とか！寝室！とか！！どうすんの？！」
寝室の部分を強調してチョロ松さんは叫ぶように言った。
「確かに男六人の間に女の子一人で寝かせるのはちょっとね…」
みんなで仲良く寝てるんですね、と思いながら、トド松さんの紳士さに少し驚いた。
可愛らしくもあり、紳士でもある。
…そして何よりもイケメン。
この人はモテる。
なんて馬鹿なことを考えながらも、それからの話を聞く。
「部屋は空いているのがあるだろう？」
「残念ながらないんだ！！」
「役割とか適当でよくね？」
「少しは固定させないと！！」
「寝る場所？寝る場所は僕の隣でー！！」
「だからトド松も言ってただろ！男六人に女の子一人とかあり得ないから！！」
色々な意見に、チョロ松さんがどんどん反対していく。
…この人、喉とか潰れないのかな
声を出しすぎて息が乱れているチョロ松さんを見ながら、少しだけだけど考えてみる。
…私はいままで何をしていただろう。
人を騙し、隙を突いて殺す。
要にハニートラップと同じようなものが、多かった。
あとは…接近戦。
遠くから狙うのは少し苦手だけど、近く…半径150メートル以内なら確実に仕留めることができていた。
私が主に使うものはナイフと拳銃、それぞれ一つずつ。
よく自分や部下の怪我を治してたから、治療だってできる。
それが。
今の私に出来ることだ。
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黒梨(プロフ) - おらっちさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです〜！がんばります！ (2016年6月20日 22時) (
レス) id: 718fa49758 (このIDを非表示/違反報告)
おらっち - 私もカラ松の声が大好きなので、すごく主人公に共感しながら読ませていただきました！頑張ってください！ (2016年6月20日 22時) (レス) id: 7dee3cf99d (このIDを非表示/違反報告)
いちごれんにゅう - 黒梨さん はい！ドドドストライクです！ そ、そんな…！私なんかに好きって言われて墓入りしないでくださいー！！(;´・ω・`) はい！じゃあ普通に待機していますw (2016年2月22日 1時) (レス) id: 8b9736004b (このIDを非表示/違反報告)
黒梨(プロフ) - いちごれんにゅうさん» コメントありがとうございます！まじですかドストライクですか！！すきと言われて墓入りしそうなほど嬉しいです！風邪を引かない程度にお待ち下さい…頑張ります！ (2016年2月21日 22時) (レス) id: 4e0232354b (このIDを非表示/違反報告)
いちごれんにゅう - ヤバいです…ドストライクです…黒梨さんのこの作品めっちゃすきです…！設定も好きですし六子のしゃべり方…キャラ…！めっちゃ大好きです！更新全裸待機(笑)して待ってますw頑張ってください！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: 8b9736004b (このIDを非表示/違反報告)
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