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タケミっちくんの大声に驚いたのもあって、ナイフの軌道がズレた。
一方、大寿はタケミっちくんの声にいち早く反応して、振り向きざまに拳を振るう。
その拳がユズにクリティカルヒット。私もユズと一緒にふっ飛ばされた。
バッと体勢を立て直す。
タケミっちくんは大寿から解放されて尻もちをついていた。ホント余計なことしてくれたな、タケミっちくん…！！
ヤベェ、首切れなかった……！！
でも、ユズが刺したところは………
大寿の背には刺しっぱなしにされてるユズのナイフ。
ようやくそれに気づいた大寿は………
「柚葉…テメェ、やりやがったなコラあああ！！」
嘘だろオイ……普通クリスチャンが教会の椅子ぶん投げるか？？
ていうか、なんで動けんだよ……っ！！
ということはやはり、致命傷には至らなかった。
「柚葉、紬ちゃんもなんで？」
私たちがここにいることに驚く八戒。
「お前を助けにきた。」
「そゆこと。ここで全部終わらせる。」
「なんでだよ…なんで来ちまうんだよ！？」
タケミっち、テメェ柚葉と紬ちゃんに話したな！？とタケミっちくんに矛先を向けた。
タケミっちくんは素っ頓狂な声を上げる。
そりゃまぁ、なんも言ってねぇもんな。
違うぜ八戒。
「違う、花垣には何も聞いてない。」
「ユズと同じく。褐色肌のメガネヤンキーから聞いた。」
名前忘れちったよ。
ごめんよ、どこぞのメガネヤンキー。
脳内ではめちゃくちゃ巫山戯てんのに、状況は最悪だ。ヤベェ、作戦大失敗だワ……。
大寿はコートを脱いで、ユズに刺された傷の状態を確認する。すぐに、傷が浅いことに気づいた。
やはり、大寿はタケミっちくんの叫び声に反応して早くに動けた。
マジで余計なことしてくれたなボケミチ。
「悲しいなぁ。八戒、柚葉。お前らは血の繋がった兄を殺そうとした。」
お前らのために骨身を削るファミリーを！！と馬鹿の一つ覚えみたいに、ことあるごとに『ファミリー』を強調して叫ぶ大寿に笑えてくる。
「ユズたちのため？テメェそれ本気でほざいてんの？」
お前はユズたちをどこまで理解ってる？
お前はユズたちとの時間を共有したか？
話し合ったことは一度でもあったか？
「無いくせに家族語ってんじゃねぇよ。
ていうか暴力使うクリスチャンってどうなのよ。私だったらとっくに破門にすんね。」
どうやらそれは大寿の逆鱗に触れたらしい。
ﾊﾟｧｧｧﾝｯｯという音が脳を揺らす。
続けて背中に灼けるような痛み。
殴られた
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月3日 17時) (
レス) @page43 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、八戒固まった、このシーン好き！ (2022年11月6日 19時) (レス) @page18 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、これって、あの短編にあったシーン！ (2022年11月3日 13時) (レス) @page11 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 場地さんそのセリフ！！！夢主、鈍感だよって、ハロウィンのは大泣き場面やぁ…… (2022年10月30日 22時) (レス) @page7 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
巫缶(プロフ) - 違う！そういう意味じゃない！(多分） (2022年10月30日 21時) (レス) @page7 id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年10月28日 16時
