ハジメマシテ、龍宮寺です 2

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三ツ谷の話しでは、東卍の幹部であるタケミっちくんと副総長の妹である私がボコられたということで黒龍が東卍に宣戦布告したのだと認識。
明日、緊急幹部会なるものを開くらしい。
そのときは、黒龍総長の弟である八戒の処分についても決まる。

「ふーーん。」
「興味なさげだな。」
「興味ないからね。」

……………。

思い浮かぶのは、暗い表情で『回収』に向かったユズのこと。

本当にこれで良いのだろうか。

私は、ユズの姉妹分なのにこのまま何もしないで東卍に任せっきりで良いのだろうか。

良いわけない。私だって、ユズを助けたい。

「………ねぇ、三ツ谷。」
「ん？」
「……ユズのことなんだけどさ、」
「柚葉がどうした？」

三ツ谷に、ユズと大寿の電話でのやり取りのことや私の憶測を全て話した。

「大寿の奴、自分の妹にきな臭いことやらせてんのか……胸糞悪ぃ。」
「うん……。」
「で、俺にどーしてほしいワケ？」
「……お願い。」

ユズを助けて

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