【軍パロ】魅入られた瞳は3【d!】 (ページ5)

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呼び出しページ5

｢おーい！起きとるかー！｣

そんな大声と、何度も鳴らされる軽快なノック音により目が覚める。

｢う、うるさい…｣

ベッドから起きあがり、寝癖もそのままに瞼を擦りながら扉を開ける。
開けた先にはコネシマがが立っていた。

｢おはようさん。グルッペンが呼んどったで｣
｢…今何時だと…｣
｢朝の5時やな｣
｢…ちょっと早すぎません？｣
｢せやな｣

ふわぁと欠伸をする。本来、私は約一時間ほどあとに目が覚める予定だったのだが。

｢まあ、グルッペンも徹夜明けで呼び出しとるぽかったしな。時間感覚狂っとるんやろ｣

それはそれはいい迷惑だ。
そんなんで私、無理やり起こされたのか。

｢なんや、不満そうな顔しとるな。ま、俺には関係ないんで。じゃ、それだけやから俺は帰るわ｣
｢はは…。ありがとうございます｣

そう言うとコネシマは鼻歌交じりに、廊下を歩いていった。

身支度を整え、総統室へと向かった。
以前、自ら向かおうとした時は怖くて行けなかったが、呼び出されたとなると意外と歩みは軽かった。
コンコンと扉をノックする。

｢はい｣
扉の奥から響く重低音。
｢あ、っと、Aです｣
｢入れ｣
｢失礼します｣

扉を開けると、どこか重たい雰囲気を纏ったグルッペンが己の椅子に腰掛けていた。

｢いやいや、こんな時間に呼び出してすまんな｣
｢あ、自覚はあったんですね｣
｢呼び出してから気づいた｣
｢…｣
｢まあまあ、さっさと本題に入らせてもらうゾ。今日呼び出したのは他でもない、お前に頼み事があるんだ｣