【軍パロ】魅入られた瞳は2【d!】 (ページ40)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:86,018 hit

情報提供ページ40

その後特になんの事件などもなく無事見回りが終了となった。
いや、するはずだった。
そろそろ帰ろうかと話をしていたところに、街の女性2人が何やら声をかけてきたのだ。

｢幹部様…見回りご苦労様です｣
｢ん？ありがとな？｣

少し困ったような様子で話しかけてきた彼女らに、首を傾げる。

｢すみません…これから帰ろうとしていらっしゃったのですよね…？｣
｢せやけど、なんかあるんなら話くらい聞くで？｣
｢ありがとうございます…。あの、最近…この辺りで殺人事件が起こっているのはご存知ですよね…？｣

その言葉を聞いて、コネシマとシャオロンは顔を見合わせる。

｢あー、あれやな。あの、未婚の女性ばかりを狙った殺人ってやつ｣
｢はい、そうです｣
｢それがどうしたんや…？一応こっちでも捜査や警備に手が回せるようにしとるはずやけど…｣
｢それが…｣

そう言うと女性は1枚の紙を手渡してきた。

｢なんやこれ｣
｢恐らく、その犯人と思われる人が街の掲示板に貼っていたものなんです｣
｢なんやと？！｣
｢コネシマ様！声が大きいです…！｣
｢スマン。こいつこれがデフォなんや。許してくれ…。で？この紙がなんで犯人かもしれないって、思ったんや？｣
｢読んでいただければ分かります｣

そう言われ、紙を受け取り文章を読む。

『薔薇のような桃色の宝石を―』

そう一言書かれていた。