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弟は姉に似るものです。多分 ページ32

「あん?圭介、アンタ姉貴を馬鹿にしてんじゃないわよ。ちょっとこっち来な!」

と言ったが、圭介は私をスルー。
かと思えば急に武道を殴った。

「・・・は?」

突然のことに唖然とする。
隆が圭介を止めてくれたけど・・・は?圭介、今武道のこと殴ったの?

しかも圭介は問題を起こして集会出禁中なのだそうだ。
おかしい。圭介は馬鹿だし本能で生きてるような奴だけど、東卍のルールは言われたら必ず守るはずだ。

圭「俺、芭流覇羅に行くわ。」

ここで圭介を一人にさせちゃいけない。じゃないと、圭介はもう帰ってこないような気がした。

「えーー、と。稀咲クンだっけ?ウチの弟が悪かったね。」
稀「全くだ。いったいどういう教育をしてるんだ。弟が弟なら姉も姉だな。」

ドゴッ‼

瞬間、稀咲の腹を蹴る。

稀「カハッ‼」
三「京?!!お前まで何やって、」
「ごっめーーん。弟に似ちゃってるみたいで手ぇ出ちゃった〜〜。」

あ、いやこれ、武道が私に似たのかな?

武「ね、姉ちゃん・・・?」
「ごめんね万次郎。でも、新・参番隊 隊長に手ぇ出した私は東卍に殺られちゃうのかな?
パーちんの時もそうだったしね〜〜〜。
いや、でもさすがに一人じゃ無理だし・・・私も芭流覇羅に行って守ってもらうことにするよ!」
圭「は?!!」
武「姉ちゃん?!何で?!!」
「武道〜〜。しばらく家空けるわ〜〜〜。
んじゃ、行こっか圭介。」

戸惑う圭介だが、大人しく私に着いてきてくれた。

三「京・・・。」
「・・・悪いね、隆。」

武蔵神社から離れたところで、

「さてさて、圭介クン。いったいどういうことかな〜〜〜?」
圭「モゴゴゴゴゴッ‼」

圭介の頭をミシミシ言うくらい強く掴む。
離してやると、圭介の顔にはしっかりと私の手の跡がついていた。

「さっさと話しな。こっちはそんな理由調べることくらいすーぐにできんだけど?
それとも何?ついでにアンタのテストのことも調べてあげよっか?」

うぐっと言葉を詰まらせる圭介。

「話せ。」
圭「・・・お前は?」
「ん?」
圭「京は何で芭流覇羅行くなんて言ったんだ。」
「圭介が馬鹿だから。アンタなんか企んでんでしょ。絶対しくじる。」
圭「お前ことあるごとに俺を馬鹿扱いするよな。」
「あとは、「仕事」の依頼で芭流覇羅を潰したい。」

最近、勢力が拡大してきた芭流覇羅を潰すよう、黒龍から依頼があったのだ。
圭介はそんな私をジッと見て、しばらくして話し始めた。

あの日のように→←姉のことは忘れるな



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シオン(プロフ) - 12年後もタカちゃん辛いよ〜〜 (2022年8月1日 19時) (レス) @page50 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - いヤァ〜夢主止めろ〜真一郎も早く目覚めて!!! (2022年7月31日 21時) (レス) @page45 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 作者さん» トラがついてるので、もうトラちゃん呼びになってます。 (2022年7月30日 17時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - シオンさんって一虎くんのことをトラちゃんって呼んでるんですね。可愛いです。いつもコメントありがとうございます。元気百倍アンパンマンですよ〜〜。 (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あの場面〜〜場地さんのあの台詞…トラちゃんの事を教える場面…今日の東リベ絶対泣く (2022年7月30日 16時) (レス) @page35 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年7月21日 14時

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