ドキドキの女子部屋! ページ29
俺が今いる場所は京の家。
一昨日、全員の採寸を終えた俺は、全員分の採寸結果をメールで送った。しばらくすると、
貴[明後日、私ん家に来い。一緒にデザイン考えんぞ。]
手土産は持ってくるか?とも来たので、調子乗んなと送ったら、
貴[ちようし→調子、のんな→乗る−る+んな=乗んな 0点」
と返ってきた。元凶お前だろ。
もうメールで口喧嘩はしないと誓った。
で、約束通り京の家に来た。
貴「らっしゃぁい!!兄ちゃんのご注文は冷えた水か?それか酒か?それとも、わ♡た♡」
「冷えた水で。」
貴「つまんねぇ奴。」
おちが何となくわかったんでぶった切ってやった。
「つぅか、タケミチくんは?」
貴「私のエンジェルに手を出す気なら帰りやがれ。」
「んな趣味ねぇわ。俺は今日、母ちゃんが仕事休みだったからルナマナ任せられたけど、お前タケミチくんの面倒は?」
貴「相変わらず外を駆け回っております。帰ってくるのは門限ギリッギリ。最近は目も合わせようとしてくれませんけど何かぁ?」
その後、京の部屋に案内され、作業の間にと、いつも食ってるというドライフルーツを出してきた。それ客に出す種類のやつかな・・・と疑問に思ったが、作業が捗るだろうと思い直した。
あーだこーだ言い合ったものの、割と早くことが進んだ。
生地は黒で、刺繍糸は金色。
右腕に「東京卍愚連隊」
左腕には「各々のポジション」
上着の右ポケットの上には「天上天下」
左ポケットの上には「唯我独尊」
背中には「東京卍會」
と刺繍されている。
靴は白ブーツとなった。
貴「うし!とりあえず、布と糸はあるから勝手にやっといて〜〜。私は知り合いにブーツ作ってもらえるよう頼んどく。ついでに最近の黒龍についての動きを調べとく。」
「おう。お疲れさん。」
貴「敬ってくれて良いんだぜ?」
「はいはい。」
貴「チッ!」
俺の反応がつまらなかったらしく、盛大に舌打ちをかました。ドウドウ。
それぞれの仕事に取り掛かり、黙々と取り組む。その間にドライフルーツをつまんだり、京が携帯を持って廊下に出たりする気配がしたりした。
型を取り終わり、目が疲れてきたのでちょっと休憩。
目の疲れがとれてくると、
「・・・」
一応、俺だって思春期の男子だ。いくら妹が二人いて、部活中同じ空間で大人数の女子と過ごしていても、女子の部屋に入っていることにはドキドキする。
へぇ、意外とオシャレじゃん
それが真っ先の感想。
131人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですZE☆ - マジで!マジで!マジ(( 面白かったです!更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2022年7月13日 20時