真(まこと)の事なのかと ページ8
「少し見ない内に何だか前より綺麗になったんじゃないかな?」
「…お世辞言ったって何もでないよ?」
「本心何だけどなぁ」
少し茶番をやった後にぽりぽりと人差し指で頬を掻きながら軽く首を傾げる肆菊に懐かしさを感じて笑う。
「肆菊は相変わらずだね」
「んー?まぁ色んな意味でそうかもねぇ」
柔らかく微笑み返してくれる肆菊は昔から変わらない少し童顔な、けれども前よりは少し大人びた。女性と言われれば女性だと思ってしまうようなそんな綺麗な顔を見せて
「久しぶりの再会で悪いのだけれど少し席を外していてくれないかしら?」
「え?」
「少し紅炎殿とお話をしてみたいだけよただちょぉっと貴女には聞かれたくないなぁってだけで」
「……」
は、はぁと言いながら自然と顔がひきつる。
…何それすごく怖いんだけど。一体どんな話しする気なのさ
「わ、かりました」
本心は聞きたいような気がする。けれど、何だか聞いてはいけないような雰囲気が母と父とついでに後ろに居る蘭希と夜筱の体から滲み出ていたのでやめた
もしも聞いて後で何を言われるか分からないので自身の身を案じてした行動なのできっとたぶん絶対後悔だけはしないだろうと思う。……というか今何で後悔何て言葉が出てきたんだろう…謎だ
「では、失礼させて頂きます」
扉の取っ手に手を掛けた時
「あ、待って僕も行く」
後ろから声が聞こえたと思ったと同時に取っ手に掛けた手の上から別の手が被さってくる
「え…でも」
「良いから行ってきなさい積もる話もあるでしょうから」
「流石陽美様。では失礼」
全て肆菊に勝手に色々と返答を返され後ろから押されるように(と言うか押された)外に出た
まぁ良いけど
「…適当にぶらぶらする?」
「うーん?…どうせなら案内してほしいなぁせっかくだし」
「私もそこまで分かってる訳じゃないけど…私が知っている範囲でなら良いよ」
「うん」
……さてどこから行こうか?
* * *
「…行ったわね」
Aと肆菊が出ていった扉を見ながら呟く。
本題に入ろう
「すみませんね紅炎殿少し貴方にお聞きしたい事があったんです」
「……一体何を聞きたいのです」
そう返してくれた紅炎殿にふわりと微笑む
「…Aの事です」
紅炎殿の目がまるで予想していたかのように開かれるのを見て薄くまた笑みをこぼした
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クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます!!それと更新しました!!これから色んなハプニングを書く予定なので更新頑張っていきたいと思います!! (2014年8月12日 15時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - だから頑張ってください! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 気にしません! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» 暖かいお言葉が胸に染みます。本当にありがとうございます!!それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!!今後もこのような事が多々あると思いますが末長く宜しくお願いします! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - *ギーマ*さん» あ、ありがとうございます!!これから更新頑張っていくのでこの作品を見守っていていただければと思います。それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロエ・カナリア x他1人 | 作成日時:2014年7月25日 22時