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だけれど ページ4

「成る程そういう事ですか…」
「…はい」


 紅明の無言の圧力に負けてぽつりぽつりと話を始めると止まらなくなり結局初めから最後まで全て話してしまった。


「随分大胆な方なのですね陽美殿は」
「えぇまぁ昔からそういう一面がありましたからね」


 何だか今猛烈に溜め息を吐きたい気分になった。





 だってあんな事もし大声で言われたら……私は、引きこもりになるかその場からとりあえず逃げ出すかしてしまうと思うから。



「やっと見つけた」




 そんな高い声が聞こえたと思ったら首もとに細い両腕が伸びてきて首に抱きつかれた。


「こらっ紅覇!!」
「あ、大丈夫ですから」
「Aがこう言ってるんだし良いでしょ?」



 ねぇ?と言って笑う紅覇の可愛い笑顔を間近で見ながら何となーく頭を撫でたい気分になったので撫でてみると


「ちょ、髪崩れるんだけど?」
「え?ごめん…」


 ぱっと頭を撫でる手を頭から退ける
 どうやら髪を触るのはいけなかったらしい


「…まぁAなら許してあげる」
「え?」
「だーかーらっAになら髪触らせてあげるって言ってるの!!」


 必死に伝えてくれる紅覇の頬がちょっと赤くなってて何だか年下の弟を持った気分になる。


「ふふっありがと……何だか紅覇と居るとお姉さんになったみたいだよ」
「何かムカつくんだけどぉ」
「ごめんごめん」


 何だかこの二人と居ると心が和むなぁーと思っているとまた新たな声が聞こえた。





「紅覇そこを退け」
「えっ…炎にぃ」





 ぴしっと体が固まった




 …逃げようか



 そう思った時




「また避ける気か?」
「うっ……」






 もう色んな意味でがんじがらめのようか気がしてくる

たまに→←誓ってくれました



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設定タグ:マギ , 練家 , 紅炎   
作品ジャンル:恋愛
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クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» ありがとうございます!!それと更新しました!!これから色んなハプニングを書く予定なので更新頑張っていきたいと思います!! (2014年8月12日 15時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - だから頑張ってください! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 気にしません! (2014年8月12日 12時) (レス) id: c1c3251abd (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - リリスさん» 暖かいお言葉が胸に染みます。本当にありがとうございます!!それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!!今後もこのような事が多々あると思いますが末長く宜しくお願いします! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)
クロエ・カナリア(プロフ) - *ギーマ*さん» あ、ありがとうございます!!これから更新頑張っていくのでこの作品を見守っていていただければと思います。それと3DSの都合により更新できなくてごめんなさい!! (2014年8月12日 9時) (レス) id: 784221778b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロエ・カナリア x他1人 | 作成日時:2014年7月25日 22時

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